こんにちは、くろいずです。
投資に関わる経済ニュースをお届けします。
毎週土曜日に更新し、その1週間でどのようなニュースが発表されていたのか?を分かりやすくまとめています。
2023年2月27日~2023年3月3日の経済情報
2023年3月1日(水)
2023年2月の米ISM製造業指数が発表!
今年も早いもので2ヶ月が過ぎましたが、景気の実態を表す各指数は依然として強い水準にあり、市場が予想しているよりも金利の上昇が行われるのではないか?と懸念が漂っています。
そんな中、ISM製造業指数が発表されたので、そちらを紹介したいと思います。
今回の発表では、市場予想とほぼ一致した値が出ており、一旦は市場も安堵したかと思われます。
ISM製造業指数とは、ISM(サプライマネジメント協会)が企業に聞き込みを行った結果、生産・受注・雇用などの項目を集計し、前月比でどの程度改善されたか?を数値化したものとなります。
また、50以下の数値が出ると景気が縮小、50以上の数値が出ると景気が拡大していると言われています。
製造業においては、前月と比べてさらに景気が縮小しているようですが、アメリカはサービス業が盛んなのでISM非製造業の結果も見てみないことには、本当に経済全体で見て景気が落ち着いているのかはわかりません。
今後、発表されるISM非製造業指数の発表も見てから、判断していきたいところです。
2023年3月3日(金)
2023年2月の米PMI指数が発表!
アメリカの企業に勤めている購買担当者たちの景況感を表す、PMI指数が発表されました。
こちらの指数は、景気の先行指数とも認識されており、雇用統計などよりも景気の先行きをいち早く見通すために使われることがあります。
そんな2023年2月の米国PMI指数は以下の通りです。
製造業に関しては、ISMと同じく予想を下回り、50を切っています。
しかし、非製造業に関しては予想よりも僅かに強い結果となっており、また50を上回っているため先月よりも景気が良い方向に動いています。
これらの結果を踏まえると、アメリカは製造業よりも非製造業の方が盛んな国なので、まだまだ景気は減速するどころか全体的に伸びていくことがわかります。
今は、一刻も早くインフレを抑えたい時期ですが、景気の先行指数であるPMI指数が強い結果となっているので、まだまだインフレが収まることはないでしょう。
3月のFOMCでは、50bpの利上げも予想するエコノミストなどもちらほら出てきているので、もしかするとこのインフレを退治できるのは、2024年や2025年になるかもしれません。
2023年2月の米ISM非製造業指数が発表!
続いて、ISM非製造業指数の発表が行われました。
今週の水曜日にISM製造業指数が発表されたばかりですが、非製造業のほうも発表されたのでそちらを見ていきたいと思います。
予想を上回る結果となり、前回の水準とさほど変わりないものとなりました。
やはりアメリカは(GAFAMなどのビッグテック企業などを含む)サービス業の国であり、製造業よりもサービス業の指数が伸びている限り、まだまだインフレ抑制とはならないでしょう。
このままでは、3月のFOMCで50bp利上げも現実味を帯びてきました。
まだまだ投資を行うには、警戒しておく必要がありそうですね。
今週のコメント
市場の利上げ予想に変化あり!?
いよいよ今年の利下げは行われないだろう、という予想が大多数になってきました。
そして、利下げの時期は来年の3月のFOMCだと見通しているようです。
さらに金利は5.25~5.5までの予想が多いですが、自分は5.75~6.0まで上昇するかもしれないと予想しています。
とにかく、今はまだまだ株式などのリスク資産へ投資を行うのは避けておいたほうが良いかもしれませんね。
(つみたてNISAのようなものは、コツコツ継続していきます!)
スイングトレード
今週のスイングトレードは、ニトリHD、任天堂、ソフトバンクグループの購入を行いました。
自分は、現物のロングオンリーで行っているため、今はトレンドが転換しそうな株式を購入しています。
また、日本株でスイングトレードを行っていますが、今はSBIネオモバで株式を買い付けているため単元未満の1株から購入しています。
この方法であれば、10万円ほどの金額でもある程度トレードを行うことが可能です。
今後もトレード記録は公開していきますので、よろしくお願いします。
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