先日発表された雇用統計ですが、ISM景気指数の発表などと違い強い結果が出ており、違和感がある発表となりました。
そこで、雇用統計について調べていたところ、いろいろと真実が見え始めてきたので、そちらを記事にて紹介します。
米国経済の違和感
求人件数が落ち込んでいる
上記のグラフは、赤が全米株式インデックスのチャート、青が求人件数となっております。
グラフを見ると、これまでのチャートには相関関係が見られます。
しかし、ここ1,2年ほどは求人件数が減っているのにもかかわらずインデックスの指数は伸びています。
これは、何かしらの原因が米国経済にあるはずだと思いますが、その原因を強すぎる雇用統計にて隠蔽されているのではないか?と勘繰ってしまいます。
クレジットカードの滞納率は過去最高
米国経済の危うさは、こちらのクレジットカードの滞納率にも表れています。
過去のITバブル崩壊時やリーマンショック時以上の滞納率になっており、今後もこのような状態が継続するとは思えません。
また、クレジットカードのリボ払いが上限に達した人々は、次にBNPL(Buy Now Pay Later)という分割後払いシステムでの支払いを行なっているそうです。
こちらは、利率が約37%にもなっており、とてもではないですが金利を払うだけで破産してしまうような利率となっております。
それでも人々の消費意欲はこれからも続くだろうと思われていることから、米国経済の異常性がどこかで爆発してしまう気がしてなりません。
雇用統計が強い理由は、パートタイムとダブルワーカーの影響
上記の動画にて詳しく解説されていますので、こちらで紹介させていただきました。
大まかな理由としては、正社員は減少しているがアルバイトが上昇している点とダブルワーカーの二重カウントによる影響です。
動画内で詳しく解説されていますのでそちらを見ていただきたいのですが、今の雇用統計を発表されたまま鵜呑みにするのは非常に危険です。
まとめ
今の米国株は、2024年に利下げが始まりソフトランディングだ!とのムードが高まっていますが、かなり警戒した方が良いのかなと思います。
リセッションはより多くの投資家を巻き込んで発生する、と言われていますが今がまさにそのような状況になっているように思います。
2024年も警戒感を保ちながら、投資を継続していきましょう。
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