こんばんは、くろいずです。
為替介入が頻繁に行われたり、イギリスの首相が変わったり、PMI速報値に関して相対的に日本が強かったりと、歴史の節目のような出来事が頻繁に起こっている10月です。
そして、以前から言っていた逆金融相場が終わり、逆業績相場が開始されたかと思われる節目が表れてきたので、そちらを解説します。
円安にピークアウトの兆し
まず、ドル高を容認するとバイデン大統領からもあった通り、今の世界経済はドル高です。
しかし、そのドル高もピークアウトの兆しが見られ、ドル円に関してはここ数日で下の方向に向かっています。
11月2日のFOMCの発表で、また円安に向かう可能性もありますが、どうやら12月のFOMCの利上げ幅を減少させるのではないか?という予想から、ドル高がピークアウトする可能性も出てきています。
上記のグラフは、12月のFOMCの利上げ幅の予想になります。
50bpと75bpの予想が、ほぼ半々に分かれているように、FRBが利上げペースを緩めるのではないか?という期待感が表れています。
そのため、ドル高にも歯止めがかかり、相対的に円安→円高に反転するかもしれません。
GoogleとMicrosoftの決算が悪い
まずは、Googleの決算からです。
Googleは、親会社のAlphabetの決算を見ることで内容がわかります。
見てわかる通り、37%も利益が減っています。
次にマイクロソフトの決算も見ていきます。
こちらも利益が14%もマイナスになっています。
この結果を受けて、株価も下がり、ナスダック指数が大きく下落しています。
見てわかる通り、前回の高値を超えれずに下落するベアラリーの相場になっています。
Googleもマイクロソフトも、海外での売上比率が大きい企業にとって、ドル高は悪影響を与えます。
基本的には、自国通貨が安いほうが外貨を稼いだ時に、自国通貨に換算すると大きく稼げるからです。
なので、今まで続いていたドル高の悪影響がようやく決算に表れ始めて、ここから逆業績相場に入っていく可能性があります。
まとめ
まだ11月のFOMCを控えているため、株式相場がどっち方向に動くかは明確なトレンドになっていませんが、明らかに10月の反発が抑えられるようなチャートの動きをしています。
年末までは、中間反騰といった上昇トレンドが続くかと思っていましたが、思ったより決算に反映されるのが早く、悪い決算がこれからどんどん出てきそうな流れがあります。
そうなると、株式も前回の高値を超えることができず、少し反発しては大きく落ち、また少し反発しては大きく落ち、といったベアラリーが続くことが考えられます。
この後には、Meta(旧Facebook)、Apple、Amazonの決算も今週に控えているため、気が抜けない1週間となりそうです。
そして、来週の11月2日にはFOMCも控えており、これから2週間ほどは大きく相場が動くことが予想されるので、注意しましょう。
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