【楽観すぎた市場予想】2023年1月の米CPI指数とPPI指数が発表!景気はまだまだ強い!?

投資
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こんにちは、くろいずです。

投資に関わる経済ニュースをお届けします。

毎週土曜日に更新し、その1週間でどのようなニュースが発表されていたのか?を分かりやすくまとめています。

2023年2月13日~2023年2月17日の経済情報

2023年2月14日(火)

2023年1月の米CPI指数が発表!

先々週にはかなり強い雇用統計が発表され、市場にサプライズを与えました。

そして、今回のCPI指数も経済指標の中では重要視されている指標の一つで、こちらも景気を測るうえでは無視できないものとなっております。

そんな2023年1月の米CPI指数ですが、以下の結果となりました。

2023年1月の米CPI

雇用統計ほどではないにせよ、またもや市場予想を上回る強さを見せました。
インフレも鈍化してきているとはいえ、ここから2%まで落とすにはまだまだ金利の上昇が必要そうですね。

このCPI指数の結果から、まだ金利上昇が続くだろうと予想したのか?ドル円は1円ほど円安へと進みました。
しかし、意外にも株式市場は反応示さず底堅い動きを見せていました。

CPIが発表された日の値動き

自分としては、まだまだ利上げは足りないだろうし、2023年中の利下げはないだろうと予想していますが、今後の経済指標の発表から目が離せませんね。

自分の許容範囲内で、無理の無い投資プランを実行していきましょう。

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2023年2月17日(金)

2023年1月の米PPI指数が発表!

先日のCPI指数に引き続き、PPI指数も発表されました。
PPI指数とは、CPI指数と違い消費者が売買する時の価格ではなく、生産者や初期の卸売業者、流通業者などが取引する際の価格です。

こちらの価格が上昇している限り、それ以降に続く消費者までの価格設定も下がるはずがありません。

そんな、2023年1月の米PPI指数は以下の通りでした。

2023年1月の米PPI

こちらも、雇用統計、CPI指数に続き市場予想を上回りました。
12月の値から見ると下がってはいますが、市場が予想するほど景気が鈍化しているわけではなさそうです。

そして、この発表を受けて株式市場は大きく下落しました。

PPIが発表された日の値動き

さすがに、今までの予想が楽観的過ぎたと判断したのか?PPI指数の発表後は明確に動きがありました。

おそらくFRBがPPI指数を重要視しているということもあり、これからの利上げを懸念したものと思われます。
これまでの金利推移の予想と、実体経済のデータから予想される金利推移の予想に大きなギャップがあることを認識したようです。

自分的には以前から、金利は5.25%~5.5%までは上昇するだろうし、失業率が4%を超えてくるだろうと予想していますが、もしかするとその程度では済まないかもしれませんね。

いずれにせよ、株式市場はこれからどんどんとリスクオフの動きが続き、4月~7月ごろには大きく下がってくるだろうと予想しています。
これまで貯めていた現金を使って、ポジションを構築していくいい機会に巡り合えそうです。

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今週のコメント

市場の金利予想と明確に乖離が見え始めた、CPI、PPIでしたが、ここで過去記事に掲載されていた2月2日の市場の予想金利水準をもう一度見てみます。

2月2日時点の市場の予想金利水準

そして、2月18日現在の市場の予想金利水準を比較してみます。

2月18日時点の市場の予想金利水準

たった2週間ですが、明らかに市場の予想が楽観的に見ていたのかがわかります。

しかし、まだ懲りていないのが今年中に利下げが行われると市場は予想しています。
今の経済の現状から考えると、今年中の利下げはあり得ないと思います。

過去にもインフレに対応しようとFRBは苦戦したことがありますが、インフレも株と同じで下がったり上がったりを繰り返しながら本来あるべき水準に戻ろうとします。
今は明確に下がりつつありますが、これから利下げを行うとまたまたインフレが再燃し、アメリカの経済へのダメージがより大きく継続的に与えてしまうことになるでしょう。

そして、自分としては今の市場の予想金利水準もまだ足りていない可能性があるのかもしれないと疑っています。
もしかすると、今のインフレを抑えるための適正な金利は6%を超えないとだめかもしれません。

FRBは引き続き、「今後の経済指標に表れる結果を見ながら、適正な金利を設定する」と述べているため、今後の経済指標に注目ですね。

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