とある投資本が話題に上がっており、その本の投資手法がツールを組み合わせれば誰でも真似できますので、記事にて紹介したいと思います。
※投資を推奨する記事ではなく、あくまで手法の紹介となります。投資は自己責任でお願いします。
まず、その投資本とはこちらになります。
上記の本を一言で要約すると、「割安な小型成長株へ投資する!」ということになります。今回紹介するのは、あくまで割安な小型成長株を見つけるためのスクリーニング手法ですので、それ以外の投資手法や哲学については実際に上記の本を購入し、ご自身で理解を進めていただければと思います。
今回の割安な小型成長株の定義をしておきます。
- PER10倍以下
- PBR1倍以下
- 流動資産>負債
- ネットキャッシュ>時価総額=ネットキャッシュ比率1以上
- 時価総額500億円以下
上記の項目を満たす銘柄を、割安な小型成長株と定義しています。
そして、これらの銘柄をスクリーニングする方法ですが、以下の2つを使います。
- バフェットコード
- エクセルかスプレッドシート(表計ソフト)
まず、バフェットコードというサイトを使用します。
サイトの左上にある、「条件検索」をクリックし上記の通りに条件を入力します。
そして、ページ下部にある検索をクリックし、銘柄をスクリーニングします。
すると、上記の通りスクリーニングされた銘柄が表示されます。これらをコピーして、エクセルやスプレッドシートのような表計算ソフトに貼り付けます。
上記は、無料で使えるGoogleスプレッドシートで入力しています。スクリーニングの結果をコピーし、スプレッドシートにペーストすると上記のような表が出来上がります。
そして、L列とM列の「流動資産-負債」と「ネットキャッシュ比率」だけは、計算式を入れなければ割り出せません。
「流動資産-負債」は簡単な計算式で、K列-J列を計算すれば良いだけです。そして、「ネットキャッシュ比率」については、「時価総額」:G列を「流動資産-負債」:L列で割った値になります。
そして、M列を降順に並び替えれば、上記の通り割安な小型成長株の順に並び替えることができます。数値だけで見るのならば、上から順に割安な小型成長株となっていますので、こちらを参考にしながら今回紹介した投資本の手法を真似することができます。
ただ、割安な小型成長株に投資すれば良いというものではなく、上記の本の中の一部を抜き出したにすぎません。こちらのスクリーニングをしながら、本書ではもっと大事な投資哲学にも触れています。
例えば、「小型株は経営者が9割」であったり、「最終的なカタリストは株主還元」であったりと、スクリーニング以外の部分については、書籍を購入し理解を深めていただければと思います。
とはいえ、このようなスクリーニングがツールを駆使することで無料でできるということは、ぜひ活用していきたいですね。
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