【終わらない円安】利下げが起こらないアメリカ経済とジャクソンホール会議での黒田総裁の発言

投資
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こんにちは、くろいずです。

昨日のパウエル議長がジャクソンホール会議で講演した内容により、株式相場は下落しました。

そして、記事内でパウエル議長の発言をまとめていますが、米経済はまだまだ利上げをやめないと思われます。

そして、黒田総裁もジャクソンホール会議で発言を行いましたが、そちらの内容と照らし合わせて今後の円安がまだまだ続くことをまとめてみたいと思います。

市場参加者が2023年も利下げはないと予想

ジャクソンホール会議でパウエル議長が発言するまでは、2023年半ばごろにFRBは利下げに転じると予想されていた方が多かったですが、現在の利上げマップは以下の通りです。

引用元:https://note.com/goto_finance/n/n41729171a037

現在の予想では、2023年の中頃までに利下げは始まらず、その後も利下げに転じないという見方がほとんどです。

上記の利上げマップでは、2023年以降横ばいとなっていますが、これはあくまで市場参加者の予想に過ぎません。

7月~8月の株価の上昇を見ると、市場参加者は自分の都合の良いように経済を解釈しがちです。
そして、ジャクソンホール会議でのパウエル議長の発言を受けて、株価は暴落しました。

また、今回のパウエル議長の発言を受けての利上げマップの予想ですが、インフレがまだまだ落ち着かない現状を見ると、利上げは横ばいどころかまだまだ上昇する可能性さえあります。

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黒田総裁の発言により、円安はまだまだ続く?

そして、我らが日銀の黒田総裁もジャクソンホール会議で発言をしました。

その内容が、以下の記事にまとまっています。

黒田総裁の発言をまとめると

  • 賃金と物価が本来の安定的な上昇を維持するまでは金融緩和を継続する
  • 日本のインフレ率は、来年に1.5%まで下がると予想する

と発言されています。

一つ目の発言は、現在発生している日本のインフレは、日銀が発生させたかったインフレではなく、円安の影響を強く受けるインフレなので、まだまだ金融緩和は続けるよということです。

日本は海外からの輸入に頼っている国なので、円安が進むと輸入するコストが上がり、国内の商品価格の値段が上がってしまいます。

そして、この円安も長い目で見ればいずれ落ち着きます。
そうなった時に、日本国内は再びデフレ状況に戻り、経済成長を促すまで金融緩和を続けなければならないということになります。

その状況を見越して、まだまだ金融緩和を続ける姿勢です。

二つ目の発言は、エネルギー価格と食品価格の上昇による影響が大きいインフレなので、来年ごろには商品価格も落ち着き、CPIは再び下がるだろうとのことです。

まとめ

ジャクソンホール会議での発言をまとめると、アメリカは利上げをガンガン行う姿勢ですが、日本は金融緩和を続けるという今年始まって以来の経済政策が来年も続きそうですね。

このまま進めば、円安は160円台まで進むだろうと予想されている方もいますし、もしかするとその程度では収まらないかもしれません。

こうなった時に、日本円の貯金だけしかもっていないとすると、銀行口座の数字は変わりませんが、その数字が持っている価値が目減りしていることになります。

そうならないように、日本円だけではなく、ドル資産やユーロ資産、仮想通貨など自分の資産を様々な金融資産に分散させておくことが大事です。

分散させておけば、円安が進んだ場合にドルを売って円を買い、その円で日本株を買う等、割高な資産を売って割安な資産を買うということができます。

安値で買って高値で売る、高値で売って安値で買うというのは投資の基本ですので、どんな状況になろうとも対応ができるように普段から資産の分散は意識しておきたいですね。

投資 = 貯金の分散 × マラソン という公式を忘れないように行動しましょう。

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