【為替介入あるか?】日銀が円売りへのけん制「レートチェック」を実施

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こんばんは、くろいずです。

昨日の米CPIの発表を受けて、株式相場には一層の悲観ムードが広がりました。

そして、今後の米国金利上昇は避けられないとして、一段と円安が加速しました。

そんな為替レートを危惧し、日銀に動きがあったようです。

日銀がレートチェックを実施

レートチェックとは、日銀が銀行などの為替ディーラーに為替取引の状況を聞くものです。
過去に、為替介入を行った時も介入を行う少し前にレートチェックを実施していました。

これまで、財務省などは「急速な円安は望ましくない」「円安が行き過ぎれば必要な対応を取る」など、口先の介入を為替相場に対して行ってきましたが、あまり意味をなさなかったことからレートチェックに至ったのだと思います。

引用元:https://note.com/goto_finance

レートチェックのカードまで切っても、円安が収まらないとなればいよいよ為替介入しか手段が残されていないわけですが、為替介入をするには米国の理解も必要なため、なかなかすぐには実行できないところです。

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根本的に円安が進む理由

そもそも、今回の円安の主な要因は、FRBによる金利引き上げです。

日本の金利とアメリカの金利の差が広がれば広がるほど、一方の通貨に資金が流れ込み、為替が安定しなくなります。

そして、なぜアメリカが金利を上昇させることができるのか?というと、自国の経済基盤が強いからという理由にほかならないでしょう。

一方、日本は30年も経済が成長しておらず、金利を上昇させる余裕がありません。

金利を上昇させると、経済を縮小してしまうことになるのですが、日本には縮小できるほどの経済的余裕がないということです。

そうなれば、いくら米国が為替介入に同意をして為替介入を行ったとしても、経済基盤の状況や金利差などが縮まるわけではないので、為替の安定は一時的なものになると思います。

根本的に、経済を上昇させるということを日本国として考えていかないと、小手先の手段はすでに通用しないフェーズになってしまっているのです。

まとめ

日銀のほうでも動きが活発になってきたドル円の為替レートですが、自分はまだまだ円安は進むと思います。

上記は、9月のFOMCでどの程度利上げが行われるのか?市場参加者の予測ですが、昨日の米CPI発表から24時間ほどが経過した現在では、なんと1.0bpもの上昇を30%の人が予想しています。

これは、米国の金利がまだまだ上昇させる必要があるということです。

そして、米国の金利が上昇すればするほど、日本のゼロ金利との差が広がるわけですから、円安は進み続けます。
この米国の金利上昇が終わるには、インフレを抑え込む以外ないでしょう。

しかし、昨日の米CPIの発表の通り、インフレはまだまだ進んでいるようです。
一体、どのぐらいまで金利を引き上げれば、今回のインフレは落ち着くのでしょうか?

まだまだ先が見えない経済状況ですが、株式相場から退場しないように引き続き現金比率を高めていきましょう。

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