こんばんは、くろいずです。
田中泰輔さんという方の経済学の観点から株式相場を解説している動画が面白かったので、そちらの紹介を兼ねて自分なりにまとめてみたいと思います。
市場のメカニズムを言語化して解説されていたので、とてもわかりやすかったです。
共同主観という人間の心理から読み解く
上記のグラフは、マーケットに発生する波動の力学メカニズムを表したものになります。
トレンドと書かれている赤い線をうわ抜けて、①の作用という部分に乗れた人々は、自分の相場への理解が正しかった!と喜びます。
そして、相場が上がれば上がるほど、なぜ上がったのか?という市況解説が行われ、上がるのに好都合な材料が協調され、それを聞いたり目にした人々がさらに買います。
次に②の反作用という部分は、相場にうまく乗れた人々は含み益を確定するために、株を売ります。
もちろん、新規の買いがある限りは上昇するのですが、赤いトレンドラインからかけ離れると、新規の買いも割に合わないと判断し、買いがなくなります。
その後、相場が落ちてくると、なぜ落ちたのか?という市況解説が行われ、さらに下落が加速します。
その下落も、赤いトレンドライン当たりでもう一度反発するのか?それとも割り込むのか?が判断され、最終的に相場が落ち着く均衡点のような部分が生まれるということです。
つまり、相場というものは明確な上昇や下落によって情報が生まれ、時間差で処理されることでチャートが形成されるというものです。
その情報をいち早く察知し、大多数の市場参加者よりも早く軌道に乗ることで利益が取れます。
市場の間違えを読み解く
上記のグラフは、市場の適正価格を決めるグラフです。
マーケットは需給で成り立っているので、価格が高いと買いたくない・価格が安いと買いたいというものを表したのが赤い需要曲線です。
逆に、価格が安いと売りたくない・価格が高いと売りたいというものを表したのが青い供給曲線です。
その二つの曲線が交わる点が、適正価格であるということを表しています。
そして、適正な価格は長期的に均衡し、あとからならしてみるとおよその均衡点が推定されるというわけです。
実際には、マーケットは様々な情報をもとに価格は緑のような動きをします。
こちらの緑の線をならしてみると、均衡点が推定され、適正価格が形成されるとのことです。
まとめ
経済学の観点から、株式相場の動きを言語化し解説されているのを見て、いろいろな発見や考え方を知ることができました。
たしかに、マーケットはアルゴリズムも働きますが人間の感情で動いている部分も大きいと思います。
そして、その感情が行き過ぎたときに、はずれ値のような動きを見せることもあります。
それが、今の行き過ぎた円安のような状況だと思います。
この市場のうねりを取ることができれば、お金を作ることができると思いますが、毎回毎回当てることは難しいと思います。
自分は長期投資を行っていますが、市場の時間軸を長期間伸ばした場合、上記のような考え方も適応できるのではないか?と思いました。
行き過ぎた割安な株式相場があれば、そこを狙って投資を継続したいと思います。
コメント