こんばんは、くろいずです。
2022年7月の米CPI(消費者物価指数)が発表されました。
今回のCPIは、前回と違い市場予測を下回る結果となり、株式相場にとっては良い影響となるのかもしれません。
2022年7月の米CPI
今回のCPIは、前回と違い市場予測を下回る結果となり、インフレに高止まりが見えてきました。
前回の総合CPIからは0.6%ほど下がり、コアCPIに関しては横ばいとなりました。
上記の総合指数をみると、エネルギーや食品の価格を含む総合指数が下落していることから、原油などの価格が下落しているのだと思われます。
上記のチャートは、WTI原油のチャートになります。
赤丸で囲った7月に関しては、横ばいから下落していることがわかります。
このことからも、どうやら原油価格についてはインフレに高止まり感が出てきているようです。
今後の金利見通し
こちらは、以前紹介した今後の利上げ見通しになります。
しかし、今回の米CPIの発表を受けて市場参加者の利上げ見通しは、以下の通り変化しています。
以前は、0.75bpの利上げが優勢とみられていましたが、今回の米CPI発表後0.5bpの利上げが優勢となりました。
これは、インフレに高止まり感が出てきて、そこまで大きな利上げは行われないと予想しているからです。
そして、利上げがそこまで大きく行われないという予想からドル円の為替は大きく円高に振れました。
為替の影響を受けやすい、トヨタや任天堂への影響が気になりますね。
まとめ
今回の米CPIの発表を受けて、インフレの高止まり感や利上げ幅の減少など株式市場にとって良い材料となりました。
しかし、依然として強すぎる雇用統計や逆イールドなどの景気後退懸念が払拭されたわけではありません。
まだまだ楽観しするには危険すぎる材料が多いため、今後のFOMCの動きがあるまではギャンブル感があるので、おとなしくしているほうが良いのではないかな?と思いました。
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