こんにちは、くろいずです。
毎週土曜日に更新する、投資に関わる経済ニュースをお届けします。
1週間内に発表された経済指標などを定期的にウォッチし、今後の経済動向について解説します。
※投資を推奨する記事ではございません。投資は自己責任・自己判断のもとよろしくお願いします。
2024年12月30日~2025年1月3日の経済情報
今年もよろしくお願いします!
選挙イヤーの2024年が終わり、2025年がスタートしました。世界各国で選挙が行われ、日本でも総裁選に続き衆院選も行われました。この結果、日本にとっては悲惨な政権が誕生してしまい、民主党政権よりも危機的な状況に陥っています。今の政治状況に終止符を打つためにも、減税を掲げている国民民主党や新興政党である日本保守党、参政党あたりに議席を伸ばしてもらわないと、このまま増税で国民が押しつぶされる政治が続くことでしょう。次の選挙が楽しみです。
また、今年は去年よりも相場が激しく変動する一年になると思われます。現在進行形で、アメリカと中国の二大巨頭が経済的に困窮しているため、その余波が世界的に波及しつつあります。中国に関しては、独裁政権の下で経済を締め付けられており、発表されるデータも信憑性がないため、実体がどの程度悪化しているのかわかりません。しかし、アメリカに関しては様々な経済指標の観点から、もはや持続不可能な領域まで債務が進んでいることがわかります。
↓アメリカの借金が膨張し続けていることを説明したポスト
金融危機が発生すると〇〇の価値が目減りする
このような状況で、楽観的に株式投資を行うことは非常にギャンブル的です。もちろん、借金が未来永劫続けば、市場に出回るお金の量が増え続けるので、経済は成長します。しかし、どこかのタイミングで「これ以上、あなたには融資できません。」となります。それが、個人による信用情報が棄損しているからなのか、金融政策が引き締められ銀行の利ザヤが稼げなくなったことによる融資の厳格化なのか、経済危機を察知した投資家が資金を引き上げるからなのか、何かしらの理由で借金ができなくなります。現状はそうなりつつありますが、本格的に始まると資金の逆流が発生するため、世の中の金融資産は借金返済のために投げ売られ、世界的な金融危機が発生します。これが、過去に発生したリーマンショックなどの金融危機です。
ただ、人類は金融危機から回復するために、中央銀行がお金を刷りまくればよいという結論に至りました。それが、直近のコロナショックです。あの時は、世界各国の中央銀行がお金を刷りまくり、市場に流しました。その副作用として、急激なインフレが発生し、インフレを終息させるために金融引き締めを行い、急激な利上げによって現在の不安定な経済状況が生み出されました。その結果、何が起きたのかというと、法定通貨の価値が大きく棄損されたということです。
つまり、次の金融危機が発生しても世界各国の中央銀行がお金を刷れば、経済は回復するのですが、それを繰り返すことで法定通貨の価値が棄損し、文字通りの紙切れになってしまうでしょう。もしくは、金融危機が発生する前にお金を刷りまくって、相場を安定させようとしているかもしれません。(現状がすでにそうなっていますが…)そうなると、やはり現金の価値が棄損し続けることになり、自分のポートフォリオのアセットアロケーションを考える必要があります。
今の経済状況と投資シナリオを考える
そこで考えるべきは、現在の法定通貨の価値を保ち続けれる金融資産を持つということでしょう。日本政府も進めている、新NISAやiDecoなどを活用し株式投資を行うのも良いですし、不動産(REIT)も価値を保ち続けます。さらに、金などのコモディティやビットコインなどの仮想通貨も選択肢としてはアリだと思います。ただ、現状では金融危機が発生し、株式などの投資アセットが暴落する可能性が高まっていることから、非常に難しいタイミングであることは間違いありません。もし、直近で金融危機が発生するのであれば、その時に現金を金融資産へ投資しておき、その後の中央銀行によるお金のばら撒きで金融資産の価値が伸び続けるというシナリオがベストです。
これは、もちろん理想論なので、このようにシナリオが進むかはわかりませんし、実際にこうなったとしても底のタイミングで投資ができるほど簡単ではないでしょう。ただ、こうなる可能性が高そうだなと経済指標や肌感で理解しておくことが大事です。そして、何度も言いますが、こうなった時に一番の価値が目減りする資産は、法定通貨の現金です。現金の価値が目減りするから、株式などの資産価格が上昇するわけです。
このようなロジックを今はまだ、世間の一部しか理解していないと思います。これが、世間一般の認識になった時、日本の個人資産である現金2000兆円はどこに向かうのでしょうか?おそらく日本株やアメリカ株などの株式に向かうのではないでしょうか?つまり、これから一時的な暴落は発生しようとも、金融資産の価格は上昇する可能性が高いと思われます。
これまで、当ブログでは暴落が発生するシナリオをメインで考えているため、今は現金を厚めにしています。ただ、一切投資を行わないのか?と言われると金額を抑えつつ積立投資は継続しています。暴落が発生した時に、現金が手元にないと金融資産を買いに行けないため、ある程度は残しておいたほうが良いと考えています。この辺は、各個人の投資戦略やリスク管理で塩梅が変わってくると思いますが、投資を続けるという軸はブラさないようにしつつ、生き残れるような資産ポートフォリオを維持するべきだと思います。今年のトランプ政権が始まると、これまでの世界中の動きが逆流していきそうな気がします。シートベルトをいつもよりきつく締めて、相場と向き合いましょう。
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