【データに表れた景気後退】各国の利上げにより、いよいよ景気後退期に突入

投資
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こんばんは、くろいずです。

2022年が始まって、ずっとベアラリーの相場が続いていた株式市場ですが、株式は未来を映し出します。

そして、その景気後退がついにPMI指数となって表れました。

今回のPMIの速報値と、今後の相場について解説します。

2022年10月の各国PMI速報値が発表

なんと、日本以外のアメリカ、ユーロ圏、イギリスについては、PMIが50を下回る結果となりました。

PMI指数とは、企業の景況感を表す指数で、景気の良し悪しを表しているのですが、50を下回ると景気が悪くなっていることを示します。

そして、今の状況では相対的に日本の景気が強いことを示しています。

ここ10年は、日本の株式はアメリカの株式をアウトパフォームすることはできなかったのですが、どうやらここからは話が違ってきそうです。

上記の4つのグラフのように、アメリカはインフレを抑えるために必死の利上げを行って、経済を壊すことも辞さない決意です。

しかし、日本はいまだに金融緩和を行っており、インフレも3%ほどと海外では通常時より少し高いぐらいの水準に留まっています。

これまで30年間、横ばいの経済を推移していた日本ですが、このタイミングではその横ばい力が功を奏し、相対的に強いPMI指数となって表れる結果となりました。

ここから少しの間、日本株の時代が訪れるかもしれませんね。

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今回のPMI指数を受けて、今後の相場はどう動くか?

2022年は株・債券・不動産とどれも下落が続いていたのですが、先月まではPMI指数が50を下回っておらず、まだまだ景気後退するまでの金融引き締めには至らないのではないか?と思われていましたが、ここへきて一気に悪い結果が出ました。

この結果を受けて、インフレがピークアウトし、FRBが利上げペースを落とすのではないか?という期待から株式は上昇しています。

以前から言っていたように、逆金融相場が終わりを迎えて逆業績相場へ移ろうかというタイミングの中間反騰が始まっています。

そして、逆業績相場に入ると、またまた株式相場は下落すると思いますが、おそらくそこに行くまで半年はかかると思います。

そもそも逆業績相場とは、これまでの逆金融相場によって壊された経済の結果として、企業の悪い決算が続出し、どこの企業もダメダメじゃないかという投資家の心理から株が売られることで発生します。

ですので、悪い決算が次々と発表されない限り、逆業績相場は発生し得ないので、四半期に一度行われる決算を2回ぐらいは待たないと反映されないと思います。

まとめ

一部では、FRBが12月のFOMCで50bpまで利上げペースを緩めるのではないか?というような声もあるようです。

本当か嘘かは12月のFOMCを見てみないことにはわかりませんが、PMI指数が悪い結果になっていることを見ると、利上げペースを緩めるほうに期待が寄っているのは間違いありません。

しかし、ここで75bpの利上げを継続するようなことがあれば、それは市場にとってサプライズであり、より一層株式相場が下落すると思います。

50bpの利上げであれば、逆業績相場まで待つ、75bpの利上げで株式市場が大幅な下落を見せるといったん買いを入れる、といったようにどう転んでも、どのように動くか?を決めておくことが大事です。

そして、何度も言っていますが今はゆーっくりゆーっくり買い向かうタイミングです。

慌てて投資資金をすべてつぎ込むのではなく、買いタイミングの時に毎月毎月、少しづつ株を買うことで将来的には利益を得ることができると思います。

タイミングを見て投資することも投資の醍醐味だと思いますが、底を当てることはできないので長くゆるいペースで行うぐらいがちょうどよいのではないか?と思います。

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