【相次ぐ銀行破綻！】市場の金利予想が今後の大暴落を招く！？

こんにちは、くろいずです。

投資に関わる経済ニュースをお届けします。

毎週土曜日に更新し、その1週間でどのようなニュースが発表されていたのか？を分かりやすくまとめています。

2023年3月13日～2023年3月17日の経済情報

アメリカのシリコンバレーバンクというテクノロジー企業のスタートアップを主な顧客とした銀行が、破綻しました。

破綻した理由をざっくり説明すると、顧客の預金を債券で運用していたが、アメリカの強烈な利上げにより債券価格が大きく暴落、その結果シリコンバレーバンクの財務が悪化し、顧客からの預金引き上げが相次いで資金繰りができなくなった、ということです。

銀行が破綻すると、顧客が預けていた預金は戻ってこないのか？というところが焦点に上がっていましたが、ここで米国の財務省が顧客の預金を全額保護するというニュースが発表されました。

そこで、銀行の預金を全額保護するとどうなるのか？を考えてみると、もちろんその預金を別の資金で補うわけですから、どこかから資金を生み出す必要があります。
その資金は、おそらく米国債を発行することで賄われると思います。

しかし、経済全体を考えると、今はインフレを抑えたい局面です。
そんな中、資金を市場へ流す行為はインフレを加速させる動きだと思います。

この顧客の預金を全額保護することが、今後のインフレへどのような影響を与えるのかを考えると、今のインフレがより加速し、金利は高い水準で長期的に維持される可能性が高くなりそうです。

これまでの相場では、悪いニュース＝良いニュースとして捉えられてきましたが、これからの逆業績相場では悪いニュース＝悪いニュースという直結した結果を招きます。

その中で、CPI指数が発表されました。

結果を見ると、市場予想と完全に一致した状態であり、ある程度は振れ幅も落ち着いたのかなと思わせます。

しかし、経済指標とは別にアメリカでシリコンバレー銀行・シグネチャー銀行などの破綻が相次ぎ、ここからどのような影響が出てくるのかわからない状況です。

自分としては、この銀行破綻がドル安へと繋がるのではないか？と考えています。
そうなると、インフレはより一層長引き、経済の低迷は長期化すると予想します。

相次ぐ銀行の破綻を懸念して、FOMCではこれ以上金利を上げないのではないか？さらにいうと利下げするのではないか？という推測が市場では大方の予想になっています。

自分としては、リセッションが来ると予想しているので銀行が破綻しようが利上げをすると思っていますし、過去の経験からインフレ時に利下げを行うと、より強いインフレを抑えなければならないことになるので、利下げも行わないと予想します。

ここまで短期間で予想がコロコロ変わり、人々が政府の救済措置を求めている状況は、この後に来る大暴落の前兆かもしれません。
人々の予想や願望が外れた時に、大きな衝撃が訪れることでしょう。

今週は、リクルートとソフトバンクGを損切りしました。

元々、-5%を超えたら損切をしようということで購入していたものですが、損切りして正解だったと思います。
もし、損切りせずに今も保有していた場合、ソフトバンクGに関しては-12%と笑えないぐらい下落しています。

結果としてはマイナスになってしまいましたが、トレードとしては正解だったと思います。

そして、日揮HDとトヨタ自動車を購入しました。

アメリカの銀行破綻に釣られて、大きく下げた日経平均でしたがここから少し反発するだろうと思い、下げすぎていた上記の銘柄を購入しました。

トヨタ自動車に関しては、上記のように上値を押さえつけるトレンドも見えているため、この赤線付近まで上昇すると利確をする予定です。

また、来週にはニトリHDも利確するころかな～と思っていますので、来週はポジションを一旦利確する動きになるかと思います。