【やはりインフレは再燃】高止まりするインフレと金利上昇懸念

投資
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こんにちは、くろいずです。

投資に関わる経済ニュースをお届けします。
毎週土曜日に更新し、その1週間でどのようなニュースが発表されていたのか?を分かりやすくまとめています。

※投資を推奨する記事ではございません。
※投資は自己責任・自己判断のもとよろしくお願いします。

2023年9月11日~2023年9月15日の経済情報

2023年8月 米CPI指数が発表!

インフレを測るうえで外せない指標であるCPIが発表されました。

ここ1年ほど下落傾向にありますが、インフレの再燃などが懸念され始めている中、今回のCPIはどのような結果が出るのでしょうか。

CPIとは、一定の基準年度を基準として、その年度における一般消費者の物価水準を100とし、それ以降の年度での物価の変動を比較します。具体的には、一定のカテゴリー(食料品、住宅、交通費など)の代表的な商品とサービスの価格を調査し、それらの重み付けを行って指数を算出します。

前年比今回(8月)市場予想(8月)前回(7月)
CPI+3.7%+3.6%+3.2%
コアCPI+4.3%+4.3%+4.7%

コアCPIはこれまで通り少しづつ下落していますが、CPIがここで少し反発しています。

こちらの要因としては、ガソリン価格の上昇が挙げられると思います。

上記は、今年に入ってからのWTI原油価格ですが、直近の急激な上昇によりガソリン価格も上昇しています。
そして、ガソリン価格の上昇は様々な物の価格を押し上げます。

たとえばスーパーで並ぶ野菜などを考えると、農作物なので農地でつられたものがほとんどだと思います。
それが、東京などの都会で販売されるまでにトラックなどで運送されることを考えると、ガソリンの価格上昇分も物の価格へと転嫁しなければ、業者側の負担が大きくなり事業を続けることができなくなります。

そういったことから、今回のCPI上昇に関しては食品価格の上昇も影響しています。

今回のCPIのように、ただ単に金利を上げればインフレを抑えられるというわけではなく、原油価格などの上昇によってもインフレは継続されます。
そして、原油価格などを操作することは実質的に不可能であると思います。

なので、高止まりするインフレを継続するぐらいであれば、一度経済活動ができなくなるぐらいに市場を壊して、もう一度やり直して経済を立て直すぐらいのことをしなければ、今回のインフレは収まらないだろうと思います。

いずれにせよ、長引くインフレは金利上昇の懸念材料になってしまっているので、株の買い場が年単位で遠のいているような気がします。
しかし、買い場のタイミングが遠くなればなるほど、市場が深く暴落するだろうと思いますので、今がよければ大丈夫だという楽観的な見方をすることは危険です。

自分のリスク許容範囲を超えないように、毎月の積立投資は継続しつつ、買い場に備えて現金を貯めておきましょう。

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今週のコメント

金利上昇の懸念材料が多数

当ブログでは、最重要な経済指標しか取り扱っていませんが、今週はその他の経済指標も随分と上振れてきたなという印象があります。

そこで、いくつかの経済指標を見ていきたいと思います。

生産者物価指数PPI

生産者物価指数は、生産者が販売する商品やサービス価格を計測する統計指標です。
CPIと違い、消費者側の目線ではなく生産者側の目線に立って生産コストや収益に影響を与える価格変動などを示します。

2023年8月に発表されたPPIが以下の通り。

前年比今回(8月)市場予想(8月)
PPI+1.6%+1.2%
コアPPI+2.2%+2.2%

鉱工業生産指数IPI

こちらは、工業部門における生産活動の変動を計測する指数です。
製造業、鉱業、電力、ガス、水道など工業部門全般の生産かる銅に関連するデータを示します。

こちらは、直近2年ほどの前年同月比のグラフを載せておきます。

引用:Investing.com

上記は、前年同月比なので去年の値と比較しています。

今年に入ってから0付近を推移し、一時はマイナスになっているところもありますが今月は上昇しています。
去年の水準と比較しても上昇しているというところが、不気味な印象を与えています。

米国 失業保険申請件数

最後に、失業保険の申請件数を載せておきます。
こちらは、失業者が失業保険を申請した数を表している物です。

失業保険の申請件数が高ければ、雇用を創出することができなくなっていると判断でき、景気が悪いんだろうなと予想できます。
逆に、失業保険申請件数が減っていれば、人を十分に雇用できるぐらい景気が潤っているんだなと予想します。

引用:Investing.com

こちらは毎週木曜日に発表されるため、月4回ほど発表されます。

上記は、直近1年間の失業保険申請件数ですが、年初から夏ごろにかけて上昇し、夏から下落傾向が続いています。
これを見るに、一旦は仕事に就くことができた人々が増えたのかなという印象です。

しかし、仕事があるということは賃金が払えるので、消費者の購買力は落ちずにインフレは継続することになるでしょう。
今のような物価が上昇している局面でも、物が買えてしまうほど経済活動が好調だということです。

まとめ

普段はあまり取り上げない経済指標でしたが、今回は明確にインフレ再燃の転換点になっていると思います。
金利の水準は高いとはいえ、まだまだ景気が後退するほどではないでしょう。
おそらくインフレは再び上昇します。

今の高金利高インフレを続けて行けば、いずれ大きな衝撃が訪れることになると思います。
言ってしまえば、今までの低金利時代がバブルを引き起こしたわけで、その後処理をする段階に入っていると思います。

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上記の書籍でも紹介されていますが、これから株式投資で強気になるのは難しいと思います。

いつ、どこで、何がきっかけで、どれぐらいの暴落が発生するかはわかりませんが、とりあえずポジティブに見るタイミングではないのは確かです。

来年のアメリカ大統領選挙が行われるぐらいまでは、無理な投資を行わずに現実の消費にお金を使うのが良いかもしれませんね。

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