【予想通りの利上げ】相次ぐ銀行破綻で利上げは難しくなるが、景気は依然として強い!

投資
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こんにちは、くろいずです。

投資に関わる経済ニュースをお届けします。
毎週土曜日に更新し、その1週間でどのようなニュースが発表されていたのか?を分かりやすくまとめています。

また、スイングトレードの成績も毎週公開し、反省点や気付きを経て上達する姿を見ていただければと思います。

2023年3月20日~2023年3月24日の経済情報

2023年3月23日(木)

2023年3月のFOMCが発表!

相次ぐ銀行の破綻から金融システムの不安が懸念され、これ以上利上げできないのではないか?という市場の期待がある中で、今回のFOMCは今まで以上の注目度になっていることでしょう。

そんなFOMCですが、市場の予想通り25bpの利上げとなりました。

これで、2回連続の25bpの利上げとなり、いよいよ利上げも天井かと思われています。

2023/3/23時点

そして、市場の予想では、金融システムを安定化させるために利下げが予想されています。
ですが、今のアメリカのインフレ率で利下げを行うと、より一層高いインフレへと押し上げられ、金融システムどころか経済全体へのダメージが大きすぎるでしょう。

これは1980年のインフレを抑えるまでのインフレ率をグラフで表したものですが、インフレが収まりそうになると利下げをし、さらに高いインフレが訪れるということを2回繰り返してインフレを抑えた過去の歴史があります。

今回も、このまま利下げをすることでインフレがより一層高いインフレとなり、このインフレを抑えるまでに10年ほどの年月を要する可能性もあります。

何にせよ、今は利上げを行うべきだと思いますが、各方面からの政治的圧力などにより、今後の利下げの可能性も十分に考えられます。

もしかすると、ここ10年はアメリカへの投資は様子を見たほうがいいかもしれませんね。
コツコツつみたてnisaなどを継続し、自分の生活を充実させるためにお金を使ったほうが良いかもしれませんね。

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2023年3月24日(金)

2023年1月の日本のCPI指数が発表!

インフレ率を見る際に、真っ先に見られるであろう日本のCPI(消費者物価指数)が発表されました。

これまで30年の間、物価が上昇しなかった日本ですが、今は明確にインフレ率が上昇しており、日々の生活に少しばかりダメージを与えている状況かと思います。

そんな日本の1月のCPIは以下の通りでした。

2022年から少しづつ上昇傾向にあり、その上昇はいまだに収まりそうにありません。
このままでは、海外諸国のようにインフレ率6%ほどになっていくかもしれませんね。

そして、主に上昇していると思われる品目が以下の通りになります。

エネルギー価格の上昇がまだまだ収まりそうにありませんね。

日本はエネルギーも食料も自給自足できていない国なので、海外諸国からの輸入に頼っています。

そして、海外諸国が戦争による影響やコロナ対策のバラマキ政策によって引き起こされたインフレが発生している中、その影響はどうしても受けてしまいます。

一体、いつになれば戦争は終わり、インフレは終息するのでしょうか…?

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2023年3月の米PMI速報値が発表!

激しいインフレに襲われている米国のPMI速報値が発表されました。

現在は、急激な利上げを行ってでもインフレを抑えようとしている最中なので、そんな中での企業の購買担当者に聞くリアルな景況感はとても重要な指標になります。

そして、米国の3月のPMI速報値は以下の通りでした。

PMI指数は、50を超えると景気が拡大しており、50を下回ると景気が後退していることを表します。

今回のPMI速報値では全体的に予想より強い結果が出ています。
非製造業(サービス業)に関しては、まだまだ景気が拡大している結果となっており、インフレを抑えなければいけない今の状況でこの数値は強すぎます。

景気を抑えるためには、金利を上昇させて無理やり景気を冷やす必要があります。

しかし、今のアメリカは急激な利上げに伴う副作用として、地方銀行が破綻し始めています。
銀行の破綻を受けて、FRBはこれ以上金利を上げないのではないか?という救済措置的な観測も市場では広がっており、ここから金利を上げるのか?非常に難しい局面を迎えていると思います。

2023/3/25時点の金利予想

今の市場の金利予想では、今年の夏ごろから利下げが行われると予想していますが、そんなことをすれば景気がどんどん良くなり、インフレは長年継続されることだろうと思います。

利上げをすれば銀行が破綻し金融システムが崩壊しかねず、利下げをすればインフレ上昇して経済が崩壊しかねないというどちらに進んでも大ダメージを受ける状況で、FRBはどのような判断を下すのか?今後のFOMCの発表は今まで以上に重要な会見になると思います。

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今週のコメント

早すぎた利確、利を伸ばし損をすぐ切る

今週のトレードでは、ニトリHDを利確し、セブン&アイと三機工業を購入しました。

ニトリHDに関しては、利確が早すぎた気がするので、利益が伸びている銘柄はもう少し利を伸ばせるような判断が必要だと感じました。

今回のトレードした利幅

今のところ、日経平均が割と強い印象です。
海外の株式やドルが売られて日本株や円が買われているのかなーと予想しています。

そして、一部の銘柄は配当の権利日を超えてから売却しようかなと考えています。
今のまま日本株が強ければ、キャピタル+インカムの両方を取ろうというトレードです。

そこまでうまくいくかわかりませんし、今の経済状況ではポジションを取らないほうが賢明な判断ではありそうですが、今は少額で経験を積む時期です。

トレードの成功確率を上げていけるように、最速で小さな失敗を繰り返し行いたいと思います。

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