こんにちは、くろいずです。
1週間の投資情報をまとめた、週刊投資ニュースをお届けします。
今週一週間の話題になった主な経済の動きを分かりやすくお届けします。
今週の主要指数の動き
S&P500
NASDAQ
米国10年金利
日経225
ドル円
ビットコイン
2022年12月5日~2022年12月9日の経済情報
2022年12月5日(月)
2022年11月米ISM非製造業指数が発表
結果から見ると、市場の予想を上回ることになりました。
この結果を受けて、12月のFOMCでは利上げペースが鈍化しないのではないか?との予想から、昨日の株価は急落しました。
先日のパウエル議長の発言では、「12月の利上げについては市場のデータを見ながら判断する」と言われていましたが、雇用統計も強い結果でしたし、今回の非製造業も強い結果となっているので、おそらくまだ75bpの利上げが行われるのではないか?と思います。
2022年12月9日(金)
米国金利の織り込み・金利見通し
現在の市場が織り込んでいる米国金利の状況です。
2023年5月にピークをつけており、5%には届かない水準を予想しています。
そして、FOMCメンバーによる金利見通しと、その予想した時期になります。
時間が経つにつれ、金利の予想見通しが高めの水準に上がっていることがわかります。
また、現在の米国経済はCPI指数などにピークアウト感が見られるも、肝心の雇用状況が強く、賃金の上昇率も高いため、まだまだインフレがピークアウトすると期待するには早すぎると感じます。
現在の楽観的な見通しを立てている市場予想を見ると、今後の政策金利の上昇はサプライズとなる可能性もあるため、大きく下落する局面がこれから発生してもおかしくありません。
安心して投資を行うにはまだ早いと思うので、注意しながら投資を継続しましょう。
2022年11月米PPI指数が発表
CPI指数の先行指数ともいわれる米PPI指数が発表されました。
結果から見ると、市場の予想より強い結果になっており、まだまだインフレが収まる気配はなさそうです。
しかし、この結果を見ても株式市場はそこまで大きく下落しませんでした。
おそらく、この状況も次のFOMCの利上げも織り込み済みなのでしょうが、まだまだ楽観的にポジションを積み上げている人達も多いと思います。
来週のFOMC次第では、大きくボラティリティが発生するかもしれませんので、今のタイミングで投資する人は注意してください。
まとめ
先週と違い、今週の株式指数の動きは下落方向で一貫した動きがあります。
おそらく、先週は経済指数の結果がインフレのピークアウト感が出ており、これから利上げが収まるだろうという予想から株式指数は上昇しました。
しかし、今週発表された経済指数を見ると、まだまだインフレが収まっていないような結果が出ています。
このことから、利上げがまだ続くんじゃないか?と市場は反応し、株式が下落しました。
このように、目先の結果に反応している市場ですが、よく考えると今はまだ利上げを行う局面なので、普通は株式市場にとってマイナスのはずです。
なので、一喜一憂している株式市場に振り回されないように、自分の中に軸となる考え方を持つことが大事だと思います。
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