こんばんは、くろいずです。
FRBが一番重要視している米PCE指数が発表されました。
こちらは、CPI指数とは違い企業の販売を基に国の消費を表したものです。
CPI指数では、家計の調査による結果を基に割り出しているのに対し、企業というより大きな経済を動かす媒体を対象に調査しているため、FRBとしてはこちらの指数を重要視していると思われます。
2022年10月の米PCE指数が発表
結果から見ると、市場の予想より低い結果となりました。
そして、総合CPI指数も総合PCE指数もピークアウトの兆しが見られます。
このことから、インフレがピークアウトし、ここから正常な値までインフレ率が落ち込んでいくかもしれません。
そうなるために、FRBがどこまで利上げを行い、いつまでその水準を維持すれば経済が落ち着くのか?という部分が焦点になります。
市場参加者の予想では、11月は75bpの利上げを行うことで予想されていますが、12月のFOMCでは50bpと75bpのどちらが行われるか、まだ予想が割れているところです。
そして、今の株式市場はGAFAMの決算が悪かったことによるナスダックの下落から、逆業績相場に入っている可能性があります。
なので今は、逆金融相場が9合目まで進んだと同時に、逆業績相場が足を踏み入れたようなタイミングかもしれません。
まとめ
米国株は、先日までの少し反発がありましたが、今はGAFAMの決算による影響でテック銘柄を筆頭に下落していたところです。
しかし、10月の米PCE指数の発表を受けて、米国株式はマーケットが開かれた今、少し上昇しています。
これから株価がどちらに動くか、非常に難しい局面だと思いますが、まずはFOMCの発表を待つところだと思います。
FOMCの結果にサプライズが無ければ、おそらく年末にかけて少しづつ上昇していくだろうと思います。
だからと言って慌てて買いに向かう必要はないと思いますし、もうちょっとはっきりと上昇のトレンドがわかってから買うのでも遅くはないと思います。
例えば、FRBが明確に利下げを始めたり、逆業績相場と呼ばれる下落が終わって明確に上昇が始まっていたりする頃です。
今の下落を考えると、そのタイミングから買い向かっても全然遅くはないと思いますし、今の状況ではどこまで下がるかわからない状態で資金を投じることになっていまいます。
今後も、焦らず月々の発表されるデータをしっかりと見て、その後の市場の動きを見て、エントリーポイントを探りながら徐々に買っていくのがよいのかなと思います。
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