【企業分析】割安感が出てきたエネルギー安全保障関連銘柄「INPEX」

企業分析
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こんばんは、くろいずです。

今回は、自分も保有している銘柄である「1605 INPEX」を分析したいと思います。

最近は米国株が人気ですが、日本にも魅力的な銘柄があることを発信できれば良いなと思い、始めたシリーズです。

※投資は自己責任・自己判断でお願いします。

企業概要

INPEXは、記事の見出しにもある通り、エネルギーを安定確保する目的である日本のエネルギー安全保障に関連する銘柄です。
筆頭株主が経済産業大臣になっています。

エネルギーの確保は、国民の生活を保障するうえで大切なことなので、日本の国策として取り組まれている分野の銘柄になります。

原油・ガスの開発生産は国内首位なのと、天然ガスについてはオーストラリアでの開発に取り組んでいます。

投資をするうえで、逆らってはいけないのが国の政策なので、こういった国策として取り組まれている銘柄に投資をすることで利益を得やすい部分はあると思います。

最近の世界の経済状況によって原油価格などが下落しつつあるので、INPEXのような銘柄にとっては向かい風になっています。
しかし、そのおかげで割安になっているともいえるので、今が仕込み時なのかな~とも思います。

また、INPEXについて解説されている動画もありましたので、そちらも参考にしていただければと思います。

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決算から見る企業価値

会社業績

まずは売上ですが、バラつきがあるもののここ数年では右肩上がりの予想になっています。

こちらは、海外で生産・開発の下準備をしていたものが、最近になって利益を出すようになってきたとのことです。
これからの売上上昇に期待が高まります。

営業利益率に関しては、51.92%とかなりの高水準となっております。

営業利益率とは、売上高から売上原価や販売費、一般管理費を差し引いた営業利益の売上高に対する割合のこと。
つまり、本業からどのくらい効率的に利益を出せたか?を計るための数値です。

一般的に、10%を超えていると優秀ですが、業界によって傾向が異なります。

また、ROEに関しては5.9%ほどとそこまで高くはない印象です。

ROE(自己資本利益率)は、投資家が投下した資本に対し、企業がどれだけの利益を上げているかを表す重要な財務指標。

ROEの数値が高いほど経営効率が良いと言える。

日本企業の平均的なROEは、8%ほどです。

財務状況

次に財務状況を見ていきます。

自己資本比率は60.6%とかなり高い水準です。
まず、潰れることはないでしょう。

自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。

自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよいのです。

一般的に、40%を超えていると経営が安定していると思われる。

有利子負債に関しては、2019年に借り入れを行っているようですが、そちらの利益が最近になって出てきているのでおそらく問題ないでしょう。

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配当性向

最後に、投資家として重要な配当推移を見ていきたいと思います。

配当金ですが、減配している年もあるようです。
しかし、概ね右肩上がりに推移しているので、今後の増配に期待できます。

配当性向に関しては、上記のグラフには載っていないのですが、30%ほどで推移しているため、今後も配当を出し続けることができると思われます。

配当性向とは、会社が税引後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標です。

配当性向は、1株当たり配当額を1株当たり当期純利益で除して求められます。

一般的に、30%ほどであれば継続的に配当を出せる水準にある。

まとめ

エネルギー関連の銘柄は、今後の世界情勢を考えると伸びていくような気がしています。

自分は、INPEXを750円ぐらいの時に購入していたので、すでに倍以上の株価がついていて買いづらいなーと思っていたのですが、今のPERとPBRの水準をみると非常に割安だと思います。

そして、INPEXは配当利回りが4.0%と高配当株ですので、持ち続けているだけで毎年の配当にも期待ができます。

日本の天然ガスに関しては、ロシアのサハリン2がどうなるかわかりませんが、友好国であるオーストラリアでの天然ガスを開発しているINPEXは頼りにされることでしょう。

そうなった時の、INPEXの株価に期待しつつ、配当も受け取れる割安な良い銘柄だと思います。

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