こんばんは、くろいずです。
投資を始める目的の一つに、老後の資金問題を解決するという方がほとんどだと思われます。
特に今の20代の世代なんかは、自分たちは老後に年金を十分にもらえないと考えている人も多いと思います。
しかし、日本でサラリーマンをしていると、国民年金+厚生年金という年金制度に加入されている方がほとんどです。
(自分は、国民年金+付加年金ですが。)
そんな年金ですが、今後の世代にもきっちりと支給されるのか?財源は確保されているのか?こちらをまとめてみたいと思います。
日本人の年金はGPIFという投資機関が運用している
実は、日本人の年金は「年金積立金管理運用独立行政法人(通称:GPIF)」という投資機関が運用しています。
年金といっても、現役時代に支払っていたが年金をもらう前に亡くなってしまった人や、年金を満額もらう前に亡くなってしまった人など余ったお金が一部存在しています。
このお金を、ただ遊ばせているだけではなくしっかりと運用して利益を出し、少子高齢化社会の日本の将来の年金補助に役立てようとしている機関です。
そして、その年金については比較的安全な運用で莫大な利益を長年出し続けています。
上記のグラフは、GPIFがこれまで運用してきた成績になります。
2001年から運用を開始し、その後マイナスになっていますが長期でみれば成長の一途を辿っています。
これは、過去の記事でも紹介した長期運用におけるリターンをそのまま表したような運用成績ですね。
そして、2021年度の運用成績は年率+5.42%で10.1兆円を稼いでいるようです。
これだけ稼いでいるのであれば、これから年金を受け取れるかわからないと思っていた世代も少しは安心できるのではないでしょうか?
GPIFのポートフォリオ
そして、これほど莫大な資金をどんなポートフォリオで運用しているのか?気になると思いますが、以下の通りです。
見事に分散されたポートフォリオですね。
外国株式・国内株式・外国債券・国内債券それぞれが25%ほどとなっており、非常に安定した成績を出し続けているのも納得のポートフォリオです。
そして、リバランスも適切に行われているようですね。
つまり、日本人は年金を支払い続けているだけで、実質は投資をしているのと同じだということです。
そして、投資の成績はプロが運用してくれているので、安定して平均年率+3.69%といった結果を残してくれています。
また、支払われる公的年金の内訳は以下の通りです。
今のところ10%ほどが運用されている積立金から賄われているようです。
今後は、少子高齢化がどんどん進んでいくので、この割合が多くなりそうですが老人の数もどんどん減っていくので、うまく投資の運用成績で年金が賄われるぐらいまで成長してくれるといいですね。
まとめ
少子高齢化の日本で、年金を支払うのがバカバカしいと思っている人が多いと思いますが、GPIFのような投資機関がしっかりと財源を確保するために、日々運用してくれているので年金は必ずもらえます。
なので、年金を支払ったほうが将来的に安定した生活資金がもらえるかもしれません。
そして、何より重要なのは自分自身で老後の生活資金問題を解決するということです。
そのために、自分で資産運用をして投資を試してみたり、自分で老後も安定して収益を得られるような副業を試してみたりと試行錯誤することが大事です。
こういった努力を現役時代から続けている人と、何もしていなかった人では老後に大きな差が出ていると思います。
失敗をすることも多々あると思いますが、何事も時間と余裕があるうちにまずはチャレンジしてみる!といったマインドが大事なのかもしれませんね。
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