【企業分析】電子部品の世界企業「村田製作所」

企業分析
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こんばんは、くろいずです。

今回は、今後間違いなく伸びるであろうと期待している「6981 村田製作所」を分析したいと思います。

最近は米国株が人気ですが、日本にも魅力的な銘柄があることを発信できれば良いなと思い、始めたシリーズです。

※投資は自己責任・自己判断でお願いします。

世界トップシェアの超優良企業

上記は、村田製作所のCMです。
CMの内容を見ただけで、これからも確実に必要とされる技術や製品を用いていることがわかると思います。

また、村田製作所が作る製品は世界中で高い評価を得ているようです。

  • 積層セラミックコンデンサ 世界シェア35% 世界一位
  • SAWフィルタ 世界シェア45% 世界一位
  • wi-fiモジュール 世界シェア60% 世界一位
  • EMIフィルタ 世界シェア35% 世界一位
  • ショックセンサ 世界シェア95% 世界一位

ものづくりの国、日本を代表する企業であることは間違いありません。

これからの時代、スマートフォンやPCなどは当たり前のように必要とされ、さらには宇宙開発といったロケットの分野などにも間違いなく村田の製品は用いられると思います。

事業の先行きは非常に明るく、そして財務のほうもとても健全であるので投資家としても安心して投資できる企業であります。

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決算から見る企業価値

ここからは、「IR BANK」というサイトを通じて過去の決算を見ていきたいと思います。

まず売り上げですが、右肩上がりで順調に成長しているようです。

そして、この売り上げに対して営業利益率が22.8%ととてつもなく高い数字を出していることから、本当に村田製作所の製品は評判が良いようです。

営業利益率とは、売上高から売上原価や販売費、一般管理費を差し引いた営業利益の売上高に対する割合のこと。
つまり、本業からどのくらい効率的に利益を出せたか?を計るための数値です。

一般的に、10%を超えていると優秀ですが、業界によって傾向が異なります。

ROEに関しては、14.3%と高めの水準にあり、お金の使い方が上手いことを表しています。

ROE(自己資本利益率)は、投資家が投下した資本に対し、企業がどれだけの利益を上げているかを表す重要な財務指標。

ROEの数値が高いほど経営効率が良いと言える。

日本企業の平均的なROEは、8%ほどです。

次に財務状況を見ていきます。

自己資本比率が80%を超えていて、まず潰れることはないでしょう。笑

先ほどの営業利益率やROE、そしてこの自己資本比率からかなり堅実な経営をされていると思います。

自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。

自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよいのです。

一般的に、40%を超えていると経営が安定していると思われる。

案の定、有利子負債が無い「無借金経営」の企業でもあります。

過去の記事でも紹介しましたが、日本の金利次第で借金がある企業はとてつもないダメージを受けると思います。
今の世界情勢では、何が起こるかわかりませんので借金が無いのは評価がかなり高いです。

最後に、投資家として重要な配当推移を見ていきたいと思います。

一株当たりの配当推移が、2013年より9年連続増配になっており、これからの増配にも期待が持てそうです。

また、配当性向も20%~30%ほどを推移しており、とても安定しています。

これほど、安定している企業はまず無いでしょう。

配当性向とは、会社が税引後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標です。

配当性向は、1株当たり配当額を1株当たり当期純利益で除して求められます。

一般的に、30%ほどであれば継続的に配当を出せる水準にある。

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まとめ

これからの事業の見通しは明るく、技術力が必要な分野なので参入障壁が高く、世界中で自社製品が高いシェアを誇り、経営がとても健全。

これほどの企業は、まず他にはないと思います。

現状、かなり高い売り上げとシェア率を誇っているのに、これからさらに伸びしろがある分野ということで間違いなく成長し続けるでしょう。

現在の配当は、2%前後と高配当とまではいかないですが、これからの増配に期待ができます。

自分は、高配当銘柄は好きですがそれ以上に増配銘柄に注目しています。
そして、村田製作所ほどの未来が明るい増配銘柄はほんとに世の中にありません。

このような企業が、日本に存在しているということが日本人投資家としても嬉しいですし、応援する意味でもお金儲けする意味でも投資できる企業であることは間違いありません。

これからの村田製作所に期待しましょう。

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