こんばんは、くろいずです。
ここ1~2週間、円安が止まりませんね。
上記はドル円の日足チャートです。
これほどの強い円安が続くと、自分のポートフォリオが円資産で換算された時にとてつもなく上昇しているように見えますが、とても恐怖を感じています。
本来であれば、自分の資産が伸びることに喜びを感じるはずですが、なぜ恐怖を感じているのか…?
それは、この後にFRBが行うQTに恐れを感じているからです。
QTとは?
「Quantitative Tightening」の頭文字をとった略称で、量的金融緩和(Quantitative Easing=QE)を解除することを意味します。QE政策で中央銀行が市場から買い入れた国債などの金融資産について、満期を迎えた債券の再投資を停止して償還させたり、保有資産を売却したりすることにより、QEによって拡大したバランスシートを段階的に圧縮させることをQTといいます。
https://moneyworld.jp/news/05_00068543_news
つまり、米国の中央銀行FRBがこれまで買い入れた国債などの債券を売却したり償還することで、現金がFRBの懐に戻ることになります。
しかし、市場には放り出された債券の買い手がいなくなるわけですから、債券が市場に放置され金利が上昇します。
そうなると、株式市場に与える影響は大きく、これまでの歴史を振り返ると景気が停滞もしくは衰退する可能性があります。
(逆に債券相場は下落し、いい仕込み時が来るのではないか?とも思っています。)
要するに、これから1~2年は2020年のコロナショック以降のような上昇はまずないと思います。
そして、どちらかというと弱気な相場が続くのではないかと思います。
この記事の冒頭の円安も、米国の金利が上昇すれば相対的に円安がより一層進むと思われますので、米国株の停滞を円安でカバーできるとも言えますが、世界経済的に見ていい円安とは言えなさそうですね。
そもそも、日本でも物価が上昇し始めた現状を考えると、これからまだまだ物の値段が上がっていくんじゃないか?と不安視していたりします。
まあ、これも一つの相場の経験としていつも通りの投資を続けて乗り越えていきたいですね。
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