【円安止まらず!】インフレが鈍化しないアメリカ経済のリセッションが近づいています

週刊投資経済
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こんにちは、くろいずです。

投資に関わる経済ニュースをお届けします。
毎週土曜日に更新し、その1週間でどのようなニュースが発表されていたのか?を分かりやすくまとめています。

※投資を推奨する記事ではございません。
※投資は自己責任・自己判断のもとよろしくお願いします。

2024年4月8日~2024年4月12日の経済情報

2024年4月 米CPIが発表!

市場がもっとも反応しやすい経済指標である、消費者物価指数(CPI)の発表が行われました。

現在のアメリカ経済は、高まりすぎたインフレを抑えるために高金利を維持しており、インフレの鈍化が見られないことには金利を下げることができない状況にあります。今回のCPIでインフレの鈍化が見られれば、パウエル議長が発信していた利下げの可能性が高まりますが、どのような結果になったのでしょうか?

CPIとは、一定の基準年度を基準として、その年度における一般消費者の物価水準を100とし、それ以降の年度での物価の変動を比較します。具体的には、一定のカテゴリー(食料品、住宅、交通費など)の代表的な商品とサービスの価格を調査し、それらの重み付けを行って指数を算出します。
CPIは通常、インフレーション(物価上昇)やデフレーション(物価下落)の指標として使用されます。インフレ率は、異なる期間でのCPIの変動を通じて計算されます。

前年比今回(3月)市場予想(3月)前回(2月)
CPI+3.5%+3.4%+3.2%
コアCPI+3.8%+3.7%+3.8%

CPI、コアCPI共に市場予想を上回る強い結果となりました。この結果を受けて、市場は利下げをすることができないと予想し、利下げの予想は悲観的に動きました。

そして、金利を下げることができないとなると日米の金利差が縮まらずに、ドル円は円安方向へと進みます。日銀がマイナス金利を解除しようが、イールドカーブ・コントロールを撤廃しようが、アメリカの金融政策が動かないことには、ドル円は円高方向には進まないでしょう。

ここまでの高金利でもインフレが冷めないとなると、これ以上に金利を引き上げるしかないのですが、もう一般消費者にこれ以上の余力は残されていません。以下のグラフは、消費者のローン推移を表しているのですが、これまでにないスピードで右肩上がりに増え続けています。

そして、金利を引き上げればローンにかかっている金利も引き上げられます。これまでに膨れ上がった借金をどのようにして返済するのでしょうか?一般消費者の貯蓄率も過去最低レベルに落ち込みつつあるため、貯金もあてにならないでしょう。

これらのデータを見ると、一般消費者は限界に近付いているためこれ以上のインフレ率の上昇や金利の引き上げについていくことができないでしょう。そろそろ強い経済を保つことができなくなってきているため、今年の後半か来年あたりに大きく経済が落ち込んで「エブリシング・バブルの崩壊」となるでしょう。

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その際には、アメリカも景気を回復させるために利下げを行い、ドル円が円高へと振れていると思われるので、日本円ベースで見ると安くなった米国株を買い叩いて、長期保有で資産を伸ばしていきたいですね。その絶好のタイミングが近づいています。



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