【S&P500は大丈夫?】アメリカの雇用統計の中身を見ると、リセッションに入ることがわかりました…

雑談
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これまでの発表で、必ずと言っていいほど強い結果しか出なかった雇用統計について、今回は中身を詳しく解説してみようと思います。今回の記事では、雇用統計の中身を詳しく見ていくことでアメリカ経済の実態がどれほど悪くなっているのか?がわかると思います。新NISAも始まり、S&P500だけに積立投資されている方などがSNS上では散見されますが、アメリカ一本の投資で本当に大丈夫なのか?今一度考え直すきっかけになっていただければ幸いです。

一人でも多くの日本人が、アメリカの嘘に騙されないように真相を知ってもらえればと思います。

まず、今週の週刊投資情報の記事にて紹介した雇用統計について、結果は市場予想をはるかに上回る強い値でした。詳しくは、以下の記事にてご覧ください。

雇用されている数値は強いのですが、その中身がどうなっているのか?を確認してみます。雇用統計が発表している数値は、正社員もアルバイトもパートタイムも全てを含んだ数値ですので、実体経済が見えにくくなっています。本当に経済が強いものなのであれば、正社員(フルタイム)の労働者が増加しているはずです。

上記は、アメリカの正社員をチャートで表しています。グレーで塗られている部分が、過去にリセッションに陥った期間であり、正社員の数が減少するとリセッションに入っていることがわかります。そして、今の正社員の雇用数は雇用統計が発表しているほど増加しておらず、むしろ減少傾向にあります。

そして、こちらがパートタイム労働者の推移です。ここ数年を見ると、すごい勢いで右肩上がりに増加していることがわかります。正社員とパートタイムの前月比を見てみると、以下の通りです。

赤がパートタイム労働者で緑が正社員の増減となります。先月も今月も、緑の正社員は0を割り込んでマイナスの値になっており、パートタイム労働者は、とてつもなく増加していることがわかります。これで、雇用統計の発表している数値が正社員の数ではなくパートタイムの数が増えたことで、雇用者数が増えているように見せていることがわかります。

このように、現在発表されている雇用統計は必ずしも経済の実態を表しているとは言い難いものとなっております。発表されたデータをただただ信じるのではなく、他の経済指標とも照らし合わせて、違和感を感じとれるようにならないと、いつまでたっても投資で損をしてしまいます。

上記の記事でも解説していますが、現在のアメリカ経済は過去のデータから見ると必ずリセッションに陥る状況が揃っています。新NISAが始まり、S&P500などの米国株のみに投資している人は、考え直した方がよいかもしれません。アメリカ一本に投資するのではなく、分散投資を心がけて投資をすることが精神的にも落ち着くと思います。



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