こんにちは、くろいずです。
投資に関わる経済ニュースをお届けします。
毎週土曜日に更新し、その1週間でどのようなニュースが発表されていたのか?を分かりやすくまとめています。
また、スイングトレードの成績も毎週公開し、反省点や気付きをまとめています。
長い目で見て、上達する姿を見ていただければと思います。
※投資を推奨する記事ではございません。
※投資は自己責任・自己判断のもとよろしくお願いします。
2023年7月24日~2023年7月28日の経済情報
2023年7月 FOMCおよびパウエル議長の会見が行われました!
景気に減速感があるものの、25bpの利上げが行われると金融市場が予想している中、FOMCが行われました。
結果は、市場の予想した通り25bpの利上げとなりました。
そして、予想通りの結果となり、利上げが行われたのですが市場はほとんど動くことはありませんでした。
また、パウエル議長の会見も行われましたが、以前のFOMCと特に変わりはないように思います。
パウエル議長の会見まとめ
- 経済活動は、緩やかに拡大している
- インフレ率は、以前として高水準
- 銀行のシステムは健全に運営されている
- 引き続き、インフレのリスクに注意しつつ、雇用の最大化とインフレ率2%の達成を目指す
- 目標達成のため、25bpの利上げを決定
- 追加的な引き締めは、金融政策が経済活動やインフレ率に影響を与える時間的な遅れを考慮する
このまま、本当にソフトランディングが可能なのか?注目されるアメリカ経済ですが、当ブログの予想としては深いリセッションに入るだろうと思います。
理由としては、逆イールドの問題が解消されておらず、銀行に融資されるBTFPなるものも依然として増加傾向にあるからです。
これらの問題は、いつかどこかで必ず爆発すると思います。
それまでは、ある程度経済をコントロールできるかもしれませんが、どうなるでしょう。
今のところは、株式市場も問題なさそうですが、あんまり信用できないような状況かなと思いました。
2023年4-6月期 米GDP・速報値が発表!
景気の減速感を見せないアメリカ経済のGDP速報値が発表されました。
速報値 | 今回 | 市場予想 | 前回 |
---|---|---|---|
実質GDP | +2.4% | +1.8% | +2.0% |
個人消費 | +1.6% | +1.2% | +4.2% |
結果を見ると、かなり堅調に推移しています。
まるで、金融引き締めを行っても効果がないような印象さえ受けます。
特に、個人消費が伸びている限りはインフレは収まることはないでしょう。
なぜ、このような個人消費の強さに繋がっているのかというと、コロナでばら撒いた給付金もあり、まだまだ個人に貯蓄が残っているからだと思われます。
しかし、9月10月に向けて個人の貯蓄が底を尽きていくとの見方もありますが、そうなった時にリセッションへと向かうことになります。
GDPも速報値なので、これで確定したわけではありません。
この結果だけを見て、安心するのは少し気が早いでしょう。
これから、じわじわと金利の影響が経済にも反映されるため、今年の冬〜来年の春ぐらいまでは継続して様子見ですね。
日銀の金融政策決定会合が行われました!
植田日銀総裁に変わってから金融緩和路線を継続していた日銀ですが、今回の金融政策決定会合では動きがありました。
これまでは、10年金利を0.5%で抑える指値オペを行っていましたが、これからは1.0%まで許容し、必要に応じて金利をコントロールするという形になるようです。
上記の後藤さんの図がわかりやすかったのですが、金利が0.5%をある程度超えることは許容としますが、行き過ぎた動きなどがあった場合に日銀の操作が入ります。
そして、1.0%は超えないように絶対に死守するということです。
これだと、実質1.0%までの利上げと捉えれなくもないですが、おそらくどの程度の勢いで変動するのか?を日銀が試しているのだと思います。
黒田体制で行ってきたYCCを撤廃するための出口戦略として、今回の金利幅を許容する動きを見ていることでしょう。
つまり、植田総裁も賃金上昇を伴う物価上昇がみられるまで、金融緩和の姿勢を続けると言っていましたが、そんなことはなかったようです。
今はまだ景気が回復しきっていないため、金利は0.5%で張り付くと思っていたので、今回の発表は驚きました。
これからの金利水準に注意を払う必要がありそうですね。
今週のコメント
トレードとして検討していた、あのセクターが暴騰!
今週のトレードは、先週と同じく何も変わらないポジションです。
そして、以前から利上げが行われることは想定していたので、銀行セクターの保有を検討していたのですが、金曜日の日銀による金融政策決定会合により暴騰しました。
金利がいずれ上昇することは誰もが想定していたと思いますが、こんなに早い段階でYCCの引き上げを行うとは思っておらず、銀行セクターのポジションが取れていませんでした。
(長期投資のほうでは、銀行セクターへの投資も行っているので、そっちは伸びていました。)
しかし、これから利上げが行われる局面であるということであれば、今から銀行セクターへの投資を行っても遅くはないと思います。
そして、事実上の利上げが行われることで銀行株が軒並み上昇することも確認できたので、これからは銀行セクターへの注目がより一層高まると思います。
そして、来年から始まる新NISA制度も相まって、日本人の投資マネーが増えることは間違いないと思いますので、今のうちにポジションを取っておこうかと見当しています。
保有しているだけでも高配当なので、気持ち的に楽なトレードだと思いますが、慌ててポジションを取らないように気を付けます。
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