こんにちは、くろいずです。
投資に関わる経済ニュースをお届けします。
毎週土曜日に更新し、その1週間でどのようなニュースが発表されていたのか?を分かりやすくまとめています。
また、スイングトレードの成績も毎週公開し、反省点や気付きをまとめています。
長い目で見て、上達する姿を見ていただければと思います。
※投資を推奨する記事ではございません。
※投資は自己責任・自己判断のもとよろしくお願いします。
2023年6月19日~2023年6月23日の経済情報
2023年5月 日本のCPIが発表!
経済が堅調に推移している日本ですが、今月もインフレ率を測るうえで重要なCPIが発表されました。
CPIとは、一定の基準年度を基準として、その年度における一般消費者の物価水準を100とし、それ以降の年度での物価の変動を比較します。具体的には、一定のカテゴリー(食料品、住宅、交通費など)の代表的な商品とサービスの価格を調査し、それらの重み付けを行って指数を算出します。
前年比 | 今回(5月) | 市場予想(5月) | 前回(4月) |
---|---|---|---|
CPI | +3.2% | +3.2% | +3.5% |
コアCPI | +3.2% | +3.1% | +3.4% |
コアコアCPI | +4.3% | +4.2% | +4.1% |
欧米型コア | +2.6% | – | +2.5% |
結果は、上記の通りになります。
- コアCPI・・・生鮮食品を除く
- コアコアCPI・・・生鮮食品およびエネルギーを除く
- 欧米型コア・・・食料およびエネルギーを除く
日本は、エネルギー価格の高騰による家計への影響が大きいと思いがちですが、今回のCPIの結果を見るとエネルギー価格よりも食料品の物価上昇のほうが大きいようです。
エネルギーを含むコアCPIに対して、エネルギーを除くコアコアCPIの方が+0.9%も物価上昇になっています。
日々、スーパーで値上げが行われている影響が、ここに表れています。
これだけ見ると、価格転嫁しても消費者がついてくる食料品セクターへの投資が面白いかもしれませんね。
そして、欧米型のCPIを見ると+2.6%ととても堅調な値が出ています。
欧米型のCPIは、生鮮食品以外の食料も除いた物価を測る指数で、長期のインフレトレンドを計測するために使われます。
+2.6%という水準は、経済がとても健全である状態です。
この水準のインフレ率を保つことができれば、日本の経済もようやく上昇局面へと向かうことができると思います。
このまま金融緩和を続けて、増税などを行わずに景気を回復させてほしいところですね。
今週のコメント
14%を超えるリターンが実現!
以前から保有していたサイバーエージェントを少しづつ利確しました。
単元未満株でトレードしているので、金額としては大したことないのですが、リターンのパーセンテージを見ると14%を超えていました。
以前の記事にて、サイバーエージェントをトレードで入った理由を記載しましたが、やはり事業には関係ない部分で感情的に売られていたようですね。
利確した理由としては、長期のトレンドラインを超えてきたので1/3ずつ利確をしました。
残り1/3ほど保有していますが、来週から日本株は危なそうな気がするので、もしかしたら大きく下げたところで利確するかもしれません。
それにしても、トレードを始めて間もないですが、ここまでうまく決まると楽しいですね。
引き続き、市場を観察しながらトレードに入れそうな銘柄を探していきたいと思います。
来週からのトレードは注意が必要かも
3月6月9月12月は、機関投資家のリバランスが行われるため、トレードには要注意です。
例えば、日本の年金を運用しているGPIFという機関では、日本株式・日本債券・外国株式・外国債券の割合をそれぞれ25%程度を目途にポートフォリオを組んでいます。
しかし、現在はおそらく日経平均がとんでもなく上昇したことにより、日本株式の割合が大きくなっているはずです。
そこで、高くなった資産を売却し、安くなっている資産を購入することで、ポートフォリオの保有比率を維持するリバランスが行われるわけです。
そのリバランスが行われるタイミングが、今月の終わりごろであると思われます。
ですので、来週からの1週間は日本株にとっては逆風が吹く可能性があり、保有している銘柄が一気に下落してしまうこともあるでしょう。
しかし、逆を言えば事業内容の悪化によって売られたりするわけではないので、優良な銘柄を少し割安で買える可能性もあります。
いつもウォッチしている銘柄の中から、明らかに下がりすぎている物をトレードで拾っていこうと思います。
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