今年一発目のFOMCが発表!パウエル議長は相変わらずのタカ派姿勢か!?

投資
スポンサーリンク

こんにちは、くろいずです。

投資に関わる経済ニュースをお届けします。

毎週土曜日に更新し、その1週間でどのようなニュースが発表されていたのか?を分かりやすくまとめています。

2023年1月30日~2023年2月3日の経済情報

2023年2月2日(木)

2023年2月のFOMCが発表!パウエル議長はまだタカ派!

いよいよリセッションが発生すると言われている2023年ですが、今年一発目のFOMCが発表されました。
金利がどこまで上昇するのか?は誰にもわからず、今後の景気指標に注目が集まります。

そんな中、発表されたFOMCですが、市場の予想通り25bpの利上げとなりました。

上昇幅が緩やかになったとはいえ、通常時の利上げと何ら変わりないものです。
通常であれば、株式市場は懸念を示し下落するでしょう。

しかし、今回の利上げの発表で株式市場は強く上昇しました。

おそらく、去年から続いていた利上げ幅の縮小と、経済指標の悪化が今回の株高の要因となっています。

ですが、まだまだコアCPI指数などは高値を維持しており、2%には程遠い状況となっています。

たしかに、ピークアウトはしていると思いますが、まだまだ警戒すべき水準であることは間違いありません。

今の株式市場の上昇は、個人的に少し行き過ぎていると感じています。
とてもではないですが、まだまだ投資を行うタイミングではないと考えています。

パウエル議長の会見まとめ

今回もパウエル議長の会見が行われています。
パウエル議長の発言から、今後の金利の見通しなどを予測していきます。

  • 物価の安定が無ければ、経済は機能しないものとなる。
  • 今日の25bpの利上げは、インフレを2%に戻すまで継続的に行う必要がある。
  • 今後のFOMCでも、経済指標やインフレ見通しを総合的に見て各会合ごとに意思決定する。
  • 利下げについては、引き締めが行き過ぎてインフレが思った以上に早く和らぐなら対処する手段としてありえる。
  • 労働市場は依然としてまだまだ強い。
  • コアインフレに関しては、まだまだ鈍化していない。
  • 今、利下げを停止することはありえない。
  • 少なくとも、あと2回は利上げを協議する。

このような発言がなされていました。
この発言から、まだまだ金融引き締めを緩める気はないと思われます。

これから失業率が増加し、経済が回らないぐらいまで落とさないと、このインフレは収まらないだろうと予想します。
その水準に到達するには、今の金利ではまだまだ足りないと思いますが、今後の経済指標がどのように表れるか?これからの発表に注目です。

この発言を受けて、市場参加者が予想する金利の推移が上記の図の通りです。

3月の利上げはほぼ確実視されていますが、5月については利上げを行わないと見ています。
そして、年末の11月12月には利下げが始まっていると予想されています。

かなり楽観的な予想だろうと思いますが、この状況で思った以上に利上げが行われるとそこにはギャップが生まれます。
そのギャップをうまく掴むことができれば、良い投資ができるタイミングが来るかもしれませんね。

2023年2月3日(金)

2023年1月の米雇用統計が発表!強すぎる結果に!

景気が良いと多くの人が雇用され、景気が悪いと失業者が増えます。
今の米国経済は、FRBがインフレ退治に必死になっているので雇用統計は景気の現在位置を知るうえで重要な指標になります。

そんな中、市場の予想を大幅にかけ離れた雇用統計の結果が発表されました。

2023年1月の米雇用統計

市場予想の18.5万人を大きく上回る、51.7万人という結果になりました。
そして、失業率は鈍化し、平均時給は上昇しています。

この結果だけを見ると、米国経済が通常通りの良い景気なんだろうと思えます。
これでは、インフレがどんどん進むばかりで、とてもインフレを2%まで押さえつけることはできないでしょう。

そうなってくると、3月のFOMCでFRBがどのような結論をだすのか?いつまで利上げを行うのか?パウエル議長の会見に注目が集まります。

今週のコメント

今週は、BIGイベントのFOMCが行われましたが、結果は市場が予想していた通りで市場は一安心していたことでしょう。
しかし、次の日に強すぎる雇用統計が発表されると大きく下落し、今後の利上げに怯える株式市場です。

また、日本株米国株の決算ラッシュが続いており、GAFAMの決算などに注目が集まりました。
その中でも、アップルの決算が市場の予想より悪く、株価が急落したことでNASDAQに大きな影響を与えています。

急落するアップル株

経済指標から考えると、これから間違いなく利上げは続くでしょう。
そんな中、米国を代表するGAFAMのような企業が、悪い決算を出し続けることにより、2023年のリセッションに向かっていくのではないか?と予想しています。

去年から言われていたことですが、今年はいよいよリセッションに入るかもしれません。

経済指標やFOMCの利上げなど、材料を適切に判断し、投資タイミングを間違えることがなければ大きなリターンを得れるチャンスがあるかもしれませんね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました