こんばんは、くろいずです。
今週の1週間は、経済が大きく動くかもしれないイベントが毎日のようにあります。
そして、現在はヨーロッパに特に注目したい点があるので、そちらもあわせてまとめてみます。
今週のイベント一覧
まず、今週の一番大きなイベントはヨーロッパ中央銀行の決定会合です。
こちらは、アメリカでいうところのFOMCに当たるイベントです。
ヨーロッパの金利が、今後大きく上昇するのではないか?と予想が立てられているので、そちらの答え合わせのようなものですね。
そして、日本とオーストラリア、中国、ロシア、ヨーロッパの国々のPMI指数が発表されます。
PMI指数は、50以下になると経済が縮小していることを意味するため、50以上の数値が発表されるのか?注目されています。
このPMI指数は、発表日が月曜日に集中しています。
月曜日から株式相場にボラティリティが出てきそうですので、投資をされる方は注意したほうが良いと思います。
月曜日は、アメリカ相場が休みなのですが火曜日にアメリカのPMI指数も発表されます。
アメリカに関しては、すでに50を下回っているので、そこからどれほど回復しているのか?それとも悪化しているのか?が注目されています。
水曜日は、オーストラリア、中国、ヨーロッパの国々のGDPが発表されます。
GDPはもちろん、経済の強さそのものを表す指標ですね。
木曜日には、日本のGDPとヨーロッパ中央銀行の決定会合があります。
日本の経済の強さと、ヨーロッパの金融政策の方向性が発表される日です。
このように、今週の1週間はとても大きな動きがありそうなので注意が必要です。
ヨーロッパが注目されている理由
冒頭でも話した通り、ヨーロッパへの注目が高まっています。
理由としては、エネルギー問題などにも関係する高すぎるインフレが発生しているからです。
上記の画像は、ヨーロッパの国々で発生しているインフレ率です。
アメリカでは8%後半ぐらいのインフレ率が発生していますが、ヨーロッパはそれ以上のインフレが発生しています。
このインフレは、ロシアから天然ガスや石油を輸入しないという経済制裁を加えるためにエネルギー価格が高騰し、その影響で発生しているものと思われます。
この高すぎるインフレ率を見ると、日本で発生している2.4%ほどのインフレなんて経済が通常時のインフレ率なので、気にする必要もないぐらいのものですね。笑
そして、ヨーロッパのほうでもインフレを抑えるために、中央銀行が利上げを行っていますが、今週に行われる決定会合でどれほどの利上げが行われるのか?が注目されています。
まとめ
今週は、本当に大きな動きが出てきそうです。
過去の統計的に見ると、9月は経済が弱くなる時期でもあります。
上記のグラフは、1928年~2021年までのS&P500の値動きを表したものです。
やはり、9月が一番弱気な月ですね。
理由としては、大きな金融イベントが発表されるのと、海外では9月が一つの節目なので一旦ポートフォリオをリバランスするなどの動きがみられることが挙げられます。
(日本の4月の入学式などが、海外では9月に当たる。)
そして、自分としてはヨーロッパへの投資タイミングをうかがっています。
今回のヨーロッパ中央銀行の利上げを見て、おそらくまだまだ株価が下がるだろうと思われるヨーロッパ株の値動きを注視したいと思います。
今は典型的なベアラリーが続いているため、どこまで落ちるのか?様子を見ます。
引き続き、現金比率を高めて、タイミングが来たらこれまで狙っていた投資先への投資を実行しようと思います。
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