こんばんは、くろいずです。
今回は、投資を成功させるための法則についてアメリカのシーゲル教授という方が数学的に導き出した6つの方法を紹介したいと思います。
自分も含め、資産形成期の方々には必見の内容だと思いますので、ぜひ活用してみてください。
※投資は自己責任・自己判断でお願いします。
初心者必見の6つの法則
1.期待を過去データの範囲にとどめる
株式投資といえば、米国株市場のS&P500という指数が王道ですが、S&P500の過去200年の利回りは年率6.8%とデータが示しています。
そこで、米国のインフレ率は平均2%~3%ですので、名目利回りはだいたい9%~10%が妥当なラインになると思います。
これは、72の法則から言うと8年ほどで資産が2倍になる計算ですが、投資家の中にはこれ以上のリターンを得ようと強欲になる人たちも存在しています。
もちろん、1年や2年という単位で上振れることはありえますが、再現性がないのでそういった甘い話や将来の資産が伸びる期待を大きくしないことが大事です。
無理のない期待リターンの範囲で、投資計画を練って実行することが重要です。
2.株式の利回りは短期よりも長期のほうが安定している
株式利回りは短期よりも長期のほうが安定していて、債券とは異なりインフレ上昇分を埋め合わせてくれる。
投資家の保有期間が長くなればなるほど、資産の大部分を株式に投資したほうが資産は伸びやすい。
ただし、自分が取れるリスク許容度の範囲内で資金を動かすべきである。
こちらは、過去の記事でも紹介した通りですね。
3.大部分を低コストのインデックスファンドで運用せよ
株式ポートフォリオの大部分は、国際分散化された低コストのインデックスファンドに投資すること。
こちらも、今となっては当たり前の選択ですね。
書籍などでも詳しく説明されています。
4.国際分散投資をせよ
株式ポートフォリオの1/3は、米国以外の国に分散投資をすること。
こちらは、高成長を続けている米国のみではなく、過去のデータから導かれたリスク・リターンの観点から国際的に分散された株式を持つべきだと主張されています。
自分も、積立nisaは米国に投資をするVTIに連動するインデックスファンドを購入していますが、iDecoのような長期的にお金を引き出せないものは全世界株式に投資をしています。
ここは、米国一本では米国の税制や国としての在り方に問題があったとき、対応できないので分散しておくべきだと過去の記事でも紹介しました。
5.バリュー株へ投資せよ
過去の利回りから、グロース株よりもバリュー株のほうがローリスク・ハイリターンである。
バリュー株のインデックスファンドを購入して、パッシブ運用の株式ポートフォリオを運用すること。
シーゲル教授は、長期的に見て割安株や高配当株が時価総額加重を上回ってきたという研究結果から、バリュー株への投資を推奨しています。
今でいうと、バンガード社が運用するVYMのような高配当に加重を置いたファンドや、VTVのようなバリューインデックスファンドがこれに相当します。
自分も、ポートフォリオの大部分をVYMで形成しています。
6.感情を抑えること
自分の気持ちを抑えることができないのであれば、ポートフォリオを予定通りに運用するためのルール作りが必要。
マーケットに強い不安を感じるときは、いったん落ち着くこと。
ほとんどの投資家が感情的に狼狽売りを行うが、弱気相場の時に慌てて売る必要はない。
(これは①のルールを守れている前提だと思います。)
投資とは、頻繁に売買をすることで利回りを悪化させ、パフォーマンスを落とすものだ。
これは、一理ありますね。
つみたてnisaが一般的になりつつありますが、いまだに利用率は日本人口の5%未満でそこから継続している人はもっと少ないでしょう。
つまり、つみたてnisaだけでも継続していれば日本のトップ5%以内の資金効率が良い人に入ります。
ここに居続けることができれば、お金持ちになる日もいずれ訪れそうですね。
まとめ
シーゲル教授の話をまとめると
- 期待を過去データの範囲にとどめる
- 株式の利回りは短期よりも長期のほうが安定している
- 大部分を低コストのインデックスファンドで運用せよ
- 国際分散投資をせよ
- バリュー株へ投資せよ
- 感情を抑えること
となります。
至ってシンプルな考え方ですが、多くの人が欲を出しすぎて投資に失敗し、やめてしまうことを考えればこのシンプルな考え方こそが勝利への道筋だと言えます。
また、個人的にシーゲル教授が提示している投資を行っていたことが、自分の投資に対する考え方やスタンスにセンスの良さを感じました。笑
シーゲル教授の著書は、以下のリンクから購入できますので興味がある人はぜひ買ってみてください。
この6つの戦略が、多くの人の役に立てば良いなと思います。
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