【インフレ時代到来】日本の生活コストが上昇し、インフレ時代に必要な考え方

週刊投資経済
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こんにちは、くろいずです。

毎週土曜日に更新する、投資に関わる経済ニュースをお届けします。
1週間内に発表された経済指標などを定期的にウォッチし、今後の経済動向について解説します。

※投資を推奨する記事ではございません。投資は自己責任・自己判断のもとよろしくお願いします。

2024年10月14日~2024年10月18日の経済情報

2024年10月 日本のCPIが発表!

CPIとは、一定の基準年度を基準として、その年度における一般消費者の物価水準を100とし、それ以降の年度での物価の変動を比較します。具体的には、一定のカテゴリー(食料品、住宅、交通費など)の代表的な商品とサービスの価格を調査し、それらの重み付けを行って指数を算出します。
CPIは通常、インフレーション(物価上昇)やデフレーション(物価下落)の指標として使用されます。インフレ率は、異なる期間でのCPIの変動を通じて計算されます。

前年同月比今回(9月)市場予想(9月)前回(8月)
CPI+2.5%+2.5%+3.0%
コアCPI
(生鮮食品を除く)
+2.4%+2.3%+2.8%
コアコアCPI
(生鮮食品及びエネルギーを除く)
+2.1%+2.0%+2.0%

インフレによる生活コストの増大

日銀の金利引き上げから2ヶ月ほど経過しましたが、日本のインフレ率はまだ堅調に推移しています。前回までのCPIでは、再エネ賦課金の費用増大によるエネルギー価格の上昇がインフレを牽引していましたが、今回のCPIではエネルギー価格だけではなく食料品価格の上昇もインフレを牽引しています。

エネルギー価格も食料品価格も生きるために必要なコストですので、これまでの日本と比べると本当に余裕がなくなってきているのだろうと思います。先月は、スーパーからお米がなくなるという騒ぎにもなっていたようですが、田舎の方に行けばスーパーでもお米は売られており、都会に住むことで食料自給の脆弱性を感じることができた人もいるかと思います。今のうちに、ふるさと納税などを活用し、お米を買い溜めしておくことをオススメします。(我が家では、ふるさと納税でお米を80kgほど購入しています。)

また、今回のCPIを見ると前年同月比で「教育費」以外の項目が全て上昇していることがわかります。30年もの間デフレが続いた日本でも、いよいよインフレ時代に突入し始めたことが裏付けされているデータですね。今後は、貯金をするのではなくインフレに強い資産へ投資していくことが、時代に合った経済合理性のある行動とも言えます。

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不透明な株式市場の動き

ただ、今の世界情勢を見ると株式や不動産への投資は慎重にならざるを得ません。何より、アメリカから発表される経済指標の信憑性が著しく欠けており、実体経済から乖離した株式の動きをしているからです。当ブログでは一貫して主張し続けていますが、今のアメリカ経済はリセッション寸前だと思います。アメリカ株への投資は、あまりオススメできる選択肢ではありません。

アメリカの経済が悪いと、なぜ日本にも影響があるの?と思う方もいるかもしれませんが、アメリカは世界最大の消費国家です。日本で製造された商品も、中国で製造された商品も、一番のお得意先はアメリカです。そのアメリカが「経済状況が悪くて、これ以上消費できないよ」となれば、日本企業は業績がガタ落ちします。そうなれば、株式は売りに売られてブラックマンデーどころではない暴落を引き起こす可能性さえあります。その可能性が高まっている今の状況では、投資に対して慎重になるぐらいがちょうどよいと思います。

ただ、株価の暴落はこれから資産形成を始める人にとっては良い環境だともいえるので、株の暴落で失っても問題ないぐらいのお金を投資に回すのが良いと思います。そして、株の暴落にも付き合って、その後の上昇相場で大きくリターンを上げるというのが、メインシナリオです。

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インフレ時代の考え方

株が暴落して資産が減るのは嫌だと思う人も多いかと思いますが、株を持たなければインフレに負けてしまいます。貯金にせよ、投資にせよ、どちらも資産価値は目減りする可能性があるのです。これからの時代は、貯金一辺倒や投資一辺倒にならないように、自分の資産をバランスさせることが大事です。

これからの時代は、自分の資産をバランスさせなければいけない難しい時代になった、ということを認識しないといけません。投資にも付き合いつつ、株の暴落も許容できるような心地よい資産バランスを各々が見つけられるように、経済の情報は常に収集しておきたいところです。

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