【経済指標は相変わらず強い】強い経済指標だけを見て、株式に強気になるのは危険です…

週刊投資経済
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こんにちは、くろいずです。

投資に関わる経済ニュースをお届けします。
毎週土曜日に更新し、その1週間でどのようなニュースが発表されていたのか?を分かりやすくまとめています。

※投資を推奨する記事ではございません。
※投資は自己責任・自己判断のもとよろしくお願いします。

2024年2月5日~2024年2月9日の経済情報

2024年2月 米ISM景気指数が発表!

企業の購買担当者へ調査されるISM景気指数が発表されました。
企業の購買力を調べることで、現在の景況感を測るために使われるものとなります。

  1. 製造業景況指数(Manufacturing Purchasing Managers’ Index, PMI): 製造業の生産活動、新規受注、在庫、雇用などの項目について調査し、それらの指標を総合的に評価したものです。PMIは、50を基準として、50以上で景況の改善を示し、50以下で景況の悪化を示します。
  2. 非製造業景況指数(Non-Manufacturing Purchasing Managers’ Index, NMI): 非製造業(サービス業、建設業など)の新規受注、ビジネス活動、雇用、在庫などの項目について調査し、それらの指標を総合的に評価したものです。NMIも、50を基準として、50以上で景況の改善を示し、50以下で景況の悪化を示します。
ISM景気指数今回(1月)市場予想(1月)前回(12月)
製造業49.147.047.1
非製造業53.452.050.5

ISM製造業指数は50を下回ると景気が縮小し、50を上回っていると景気が拡大しているとされています。

製造業の指数が、これまで47付近を推移していたため景気が大きく縮小していると思われていましたが、今回は大きく回復しました。
ただ、依然として50を下回っているため景気が拡大しているとは解釈できないでしょう。

非製造業に関しては、53.4と景気が大きく拡大している水準になっています。
これが誤魔化されているわけではない数値なのであれば、アメリカ経済は利上げをして景気を抑えないと再びインフレが訪れることになります。

2024/2/10時点
引用:CME FedWatch Tool

市場の金利予想も3月は金利を据え置く見方が大半となっています。

おそらく、今年の3月でBTFPが終了し、その影響で銀行の破綻が始まるとFRBは急いで利下げを始めるでしょう。
そうなると、5月以降は利下げが続くはずなので今後のドル円相場は円高へと振れていくことになります。

今のISM景気指数を見て、引き続きアメリカ経済は強いのだから米国株を買おう!となっている人は注意が必要です。

先日のFOMCでも銀行システムに関する記述が削除されていたことなどから、今後の銀行破綻の懸念が強まっています。
※下記の記事にて記載

今は、経済指標だけでは測ることができない不透明な変数が多過ぎます。
引き続き、警戒を強めて資金管理をしておくことが重要です。



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