こんばんは、くろいずです。
2022年9月の米雇用統計が先ほど発表されました。
そちらの結果を受けて、今後の相場の状況をまとめたいとおもいます。
2022年9月の米雇用統計が発表
結果を見ると、市場の予想よりも良い結果となっています。
しかし、先日の記事でも解説したとおり、今の株式相場は悪いニュースは良いことで良いニュースは悪いこと、という天邪鬼な相場環境になっています。
つまり、雇用がまだまだ強いということは、景気が良くなっているということです。
ここ数年を見ても、失業率3.5%という水準はかなり低いです。
そして、平均時給も相変わらず5%ほど伸びている状態です。
しかし、アメリカは8%後半のインフレに見舞われているため、実質3%ほど一般人の家庭を圧迫する物価上昇率となっております。
FRBの姿勢
今の状況を見て、FRBは次のFOMCでもおそらく利上げを継続するでしょう。
8月のジャクソンホール会議でパウエル議長の発言をここでもう一度紹介しておきます。
- 物価の安定はFRBの責任であり、経済の根幹をなすもの
- 需要と供給のバランスをよりよくするために手段を強力に活用する
- 過去の歴史は、早まった金融緩和を強く戒めている
- 生産的な経済に戻すには、インフレ期待をほどく必要がある
- FRBは仕事を成し遂げるまでやり続ける
上記のような発言から、今回の雇用統計ではまだまだ利上げが継続されると思います。
そして、おそらく今回の利上げは行き過ぎるまでやり続けるような気がしています。
そうなると、市場はパニックどころかかなりの不況に陥ると思います。
これから、2023年の年末まではFRBの姿勢に注目していきましょう。
まとめ
まだまだ利上げの影響が統計データに表れるまで、時間がかかるでしょう。
そして、ここからアメリカの株式相場はベアラリーを続けながら、2023年の年末まで下落していく可能性があります。
そうなると、やはり日本株が魅力的になってくるのではないか?と考えています。
今回の雇用統計を受けてFRBが利上げを行うとすれば、円安はさらに加速するでしょう。
そうなった時に、持っているドルを円に換えて日本株を買うという選択肢が出てくるのではないか?と思います。
今のところ、日本の物価は世界的に見てとても落ち着いており、ここから崩れていくのか?それともこのまま日本株の時代が到来するのか?誰にもわかりません。
いつ、どんな時でも、すべての可能性を考慮して投資の意思決定を行いたいですね。
コメント