こんばんは、くろいずです。
つみたてnisaとiDecoでそれぞれ満額の投資をしている人で、まだまだ投資余力があれば次に投資するべきものとして、高配当株投資というものが挙げられるかと思います。
そして、高配当株も個別株だけではなく、米国のETFで高配当なものがあるのでそちらへ投資される方も多いと思いますが、それぞれの銘柄に特徴があるため、その特徴と自分の人生のステージに合わせた投資先をまとめてみたいと思います。
米国高配当ETF
VYM
こちらは、以前にも紹介した高配当ETFのVYMです。
高配当ETFといえば、間違いなくあがってくるETFの一つですね。
特徴としては、以下の通りです。
- ほかの高配当ETFと比べて増配率が高い
- 分配金に安定感がある
- トータルリターンが高い
- 高配当ETFの王道
VYMは、高配当ETFの王道であり、配当金が安定してもらえます。
そして、現在の暴落局面においても、ボラティリティが少なく安定した値動きをしているという特徴もあります。
また、400銘柄以上に分散投資しているため、ある種のインデックス投資とも言えます。
増配率が高いため、10年先まで投資を継続する方にとっては、持ち続けているだけで配当金が増えていく打ち出の小槌のようなものですね。
HDV
HDVは、アメリカのブラックロック社が運営している高配当ETFです。
特徴としては、以下の通りです。
- エネルギーセクターの比率が高い
- 財務が健全な企業に投資している
- 持続的に平均以上の配当を支払える
こちらも、高配当投資としては安定した分配金がもらえるETFとして人気です。
増配率はそれほど高くなく、安定して一定の分配金を得られるという印象です。
資産がある程度育ってきて、安全な投資先に資産を配分したいと思った時の選択肢の一つとして最適なETFだと思います。
SPYD
SPYDは、アメリカのステート・ストリート社が運営する高配当ETFです。
特徴としては、以下の通りです。
- S&P500の高配当銘柄のみで構成されている
- 高配当ETFの中でも高配当である
- 不動産のセクターが組み込まれている
こちらは、SBI証券や楽天証券で購入する際に、買い付け手数料が無料のETFとしてピックアップされています。
また、投資先の企業はS&P500に組み込まれている企業なので、ある程度の信頼感があります。
しかし、分配金は年ごとにばらつきがあり、安定した水準を保てていないことが懸念として挙げられます。
今すぐ分配金を使いたいという、60代や70代の人の投資先として選択肢になり得ます。
各ETFのパフォーマンス
こちらは、上記のETFの分配金利回りのパフォーマンスです。
見てわかる通り、SPYDは高配当ではあるが増配率が低いため、初年度は飛びぬけて分配金が高いです。
しかし、10年というスパンで見れば、増配率が高いVYMが一番の高配当となっています。
このことから、自分の年齢やこれからの投資年数によって購入するETFが決まってきそうですね。
上記のグラフは、各年数ごとの増配と減配を表したグラフになります。
緑の線が前年と比べて増配したもの、赤の線が減配したものとなります。
こうして見ると、いかにVYMが安定して増配し続けているかがわかりますね。
HDVも増配していますが、VYMの伸びに比べるとやや劣っている印象があります。
SPYDに関しては、安定していない印象です。
増配よりも、今出せる最大の高配当銘柄で構成されていることから、将来の伸びというよりは今すぐお金がもらえることに重きを置いたETFと言えるでしょう。
まとめ
米国の高配当ETFでも、ここまで特徴がはっきりと違うのは面白いですよね。
過去のデータを見て、どういった特徴があるのかを把握することで、今の自分のステージにあった投資先が決まってくるはずです。
自分は、少し前までSPYDとHDVに投資していたのですが、最近はVYMへ投資するようにしています。
自分は、まだまだ20年ぐらいは投資を積立続けると思うので、その時にVYMがどのぐらい分配金を出しているのか?今からわくわくが止まりません。
そして、50代ぐらいになるとVYMよりはHDVやSPYDへの投資冥利があるのかなと思います。
今まで積み上げてきた資産を使って、より多くの分配金を得て、日々の生活を向上させるイメージですね。
人によって人生のステージが違うので、自分のステージに合わせた投資を行っていただければと思います。
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