【インフレ対策】過去のインフレの歴史を見るとビットコインの真の価値がわかる

仮想通貨
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こんばんは、くろいずです。

現代の貨幣とは、人類の歴史であり人の欲望を数値的に表すものでもあります。
なぜなら、貨幣とは人の手で流通量を増やすことが出来たり、減らすことができるので、ある程度のコントロールが効きます。

そのコントロールでも制御が効かない今の世界経済で、ビットコインの価値を見直してみる面白い記事があったので、簡単にまとめてみます。

インフレと金利

先日のジャクソンホール会議でのパウエル議長の発言にもある通り、アメリカ経済はインフレに襲われ金利を上昇させている。

そして、パウエル議長はFRBの役割として物価の安定と雇用の安定を掲げているため、まだまだインフレを抑えるための金利を上昇させることは継続する方向にあると発言した。

また、「金融引き締めを時期尚早に緩めることを歴史は警告している」とも発言した。

この2点から、パウエル議長は市場に信頼してもらおうとしているのだと、記事には書かれている。

なぜ、市場からの信頼が必要か?というと、「パウエルは金融引き締めって言ってるけど、どうせまた緩和して経済は加速するよね」と思われてしまっては、いくら金融を引き締めしたところでインフレは収まらない。

このようなインフレ期待という言葉があるように、明日はこの値段で買えるかわからないから今日のうちに買っておこう→この値段でも売れるなら値上げしよう→以下ループ の流れが発生しているのが現在の中央銀行と市場参加者の対話だ。

なので、明日も明後日も金利はあげます!と中央銀行の言葉どおりに市場が動かなければ、結局は人々の信頼がなくなり、インフレは勝手に進んでいくということです。

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ビットコインとインフレの関係

インフレはまだまだ解決していないので、世界の投資家たちはインフレから資産を守るためにビットコインへの投資を検討しています。

しかし、ビットコインは株価と連動した動きを見せており、インフレヘッジをするには金やコモディティなどのよりリスクの低い資産を持つ必要があります。

つまり、株価と同じ動きをするビットコインは、インフレヘッジの資産としては適さないというわけです。

上記のグラフは、流通するお金の量を表すM2(現金通貨+預金通貨+準通貨+譲渡性通貨)とビットコイン価格を表すものです。

お金の流通量とビットコイン価格には、ある程度同じ動きをしているように見えます。
ということは、「お金が市場に流通する=インフレ」に対してビットコインの価格は上昇するのだから、インフレヘッジになるのではないか?と思われます。

しかし、このグラフだけでは信頼できないので、ほかのデータも見てみます。

上記のグラフは、M2とビットコインの時価総額の相関関係を表すものです。

こちらを見ると、M2とビットコインの時価総額はあまり相関していないように見えます。
(相関がある場合は、1に近づくので相関があるとは言えない。)

つまり、ビットコインはインフレヘッジとしてそこまで有効ではないということがわかります。

まとめ

アメリカのFRBが行う金融政策が今後のインフレを抑えることができればよいですが、まだまだインフレは収まりそうにもありません。

そして、インフレをヘッジするためにビットコインを購入するというのも、あまり有効な手段ではないとデータで証明されました。

しかし、国家が発行する貨幣としてのインフレではなく、中央銀行を持たない貨幣としての役割であるビットコインを持つことに意味があると思います。

現在のロシアウクライナ情勢のように、国家と国家は戦争をします。
そうなると、国家が発行する通貨の価値は目減りします。

今までの世の中は、国家が発行する通貨以外の代替通貨がなかったのですが、今後は暗号資産という通貨がその役割を担います。

いつどこで何が発生するかわからない国家が発行する通貨よりも、全世界で共通に認識されている通貨である暗号資産を持つことが、自分の資産を減らさないためのヘッジといえるでしょう。

人が発行する通貨ではなく、データで証明される通貨を持つことが当たり前の世の中になるのかもしれません。

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