こんばんは、くろいずです。
VOOを10年ほど寝かしていると、増配がすごいのでいつの間にか高配当になっているという面白い記事を見かけました。
VOOとは、S&P500指数に連動するように設計されたバンガード社のETFですね。
S&P500指数は、キャピタルゲインを狙うインデックスですが、増配もしっかりとしているので10年前の価格で買っていたら今の配当だと5%ほども出ているとの内容でした。
そこで、元々高配当ETFであるVYMを10年間寝かしていると、どのぐらいの配当利回りになっているのか?気になったのでまとめてみます。
高配当ETFのVYMとは?
概要
- 約400社に分散投資する米国のETF
- バンガード社が運用しているため、経費率は0.06%とかなり低い
- インカムゲインだけではなく、キャピタルゲインも十分取れる
という特徴があります。
名称 | バンガード・米国高配当株式ETF |
運用会社 | バンガード社 |
市場 | NYSE ARCA |
ベンチマーク | FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス |
経費率 | 0.06% |
直近配当利回り | 2.92% |
基準価額 | 109.45USD |
純資産額 | 48.191(十億 USD) |
詳しくは、上記の表の通りになります。
ベンチマークが、FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスとなっており、指数に連動するインデックス投資となっております。
FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスとは、米国株式市場の中で高配当利回りの銘柄(RIETを除く)で構成される、時価総額加重平均型の株式指数です。
高配当の銘柄のみで構成され、時価総額の大きいものほど割合を多く組み込んだ指数になります。
こちらは、以前に紹介した株式投資を成功させるための一つの要素になっています。
構成銘柄・セクター比率
VYMの組み入れ上位10銘柄は以下の通りです。
銘柄 | 組み入れ比率 |
Johnson & Johnson (JNJ) | 3.48% |
Exxon Mobil Corp. (XOM) | 2.69% |
Procter & Gamble Co. (PG) | 2.56% |
JPMorgan Chase & Co. (JPM) | 2.45% |
Pfizer Inc. (PFE) | 2.21% |
Chevron Corp. (CVX) | 2.12% |
Home Depot Inc. (HD) | 2.11% |
Eli Lilly & Co. (LLY) | 2.04% |
AbbVie Inc. (ABBV) | 2.02% |
Coca-Cola Co. (KO) | 1.83% |
一度は目にしたことがあるような、有名な銘柄が多いですね。
また、VYMは年に1度だけ構成銘柄の入れ替えを指数に従って行っています。
ETFの良いところは、保有しているだけでリバランスが最適に行われるのが良い点ですね。
セクター別組み入れ上位5は以下の通りです。
セクター | 割合 |
金融 | 19.68% |
ヘルスケア | 14.59% |
生活必需品 | 12.9% |
資本財 | 10.27% |
エネルギー | 9.74% |
金融が全体の20%ほどを占めていますが、幅広く分散されていると思います。
高配当で分散も効いているので、資産形成をする上で長期保有したいETFですね。
10年前に投資していた場合の配当利回りは?
ここからが本題です。
記事の上にもあった通り、もしも10年前に投資して長期保有していたとしたら、現在の配当利回りはどのぐらいになっているのか?調べてみます。
現在の基準価額は、109.45ドルに対して配当利回りが2.92%なので、配当金は3.19ドルになります。
Trading Viewで調べたところ、ちょうど10年前の基準価額は49.75ドルでした。
つまり、49.75ドルに対して3.19ドルが支払われるわけなので、配当利回りは6.41%となります。
自分が見た記事では、VOOは5%ほどの利回りという結果になっていたので、VYMのほうが配当利回りを見ると高いという結果になりました。
まとめ
もし、10年前の基準価額で今の配当金に対する利回りを計算してみたら?というたらればの話ですが、今回の結果を見てもやはり株式は長期保有するほうが有利に働きそうですよね。
もちろん、VOOもVYMもこの10年間で大きく成長しているETFなので、そもそも間違いない投資先になっています。
目先の配当利回りに振り回されるのではなく、10年後20年後を見据えてどの銘柄を保有しておくのがよいのか?考えることが大切ですね。
自分の投資スタイルは、そこまで間違っていなさそうなので引き続き現在の投資スタイルで安心して継続していこうと思います。
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