こんばんは、くろいずです。
2022年7月13日、米国のCPI指数が発表されました。
CPI指数とは、消費者の物価指数を測っているもので、インフレなどを計測する指数になります。
この指数の結果次第では、FRBは利上げを行いインフレを退治しようとするので、マーケットはまた下落する方向に向かうと思いますが、結果はどうなったのでしょうか?
2022年6月の米国CPI指数
結論から言うと、インフレは継続です。
市場の予想を上回る結果となり、まだまだ金融引き締めの体制は続きそうです。
そして、食品やエネルギーを除いた指数は5月に比べると落ち着いていますが、まだまだ予想を上回ってくる強い傾向を示しています。
こちらは、総合CPIとコアCPIのグラフになりますが、まだまだ上昇しそうですね。
コアCPI指数に関しては、落ち着くかもしれませんが依然として食品とエネルギー価格の高騰は続きそうです。
このままだとリセッション?
この結果を純粋に受け取るのであれば、インフレは上昇傾向にあり、インフレを退治するためにFRBは金利を上昇させ、マーケットからお金が減っていくので企業は儲からなくなり、株価は下落するという状態が継続されるでしょう。
※金利などについては過去の記事を参照
そうなると、リセッションと呼ばれる景気後退に入ってしまいます。
上記は、過去にリセッション入りした時期とその時の金利のチャートです。
やはり、金利が上昇するときにリセッションは発生しているようです。
今回の米CPI指数の発表をみると、まだまだ安心して投資にアクセル全力で踏み込める環境ではなさそうですね。
まとめ
過去の記事でも取り上げたように、やはり今回の下落方向にあるマーケットの動きは11月ぐらいまでは最低でも続きそうです。
※過去の下落期間を予想した記事はこちら
先日の米国雇用統計の発表から、失業者がまだまだ増えていなかったので、これから本格的なリセッションが始まるかもしれませんね。
しかし、個人投資家である自分はルールを守って投資を継続するのみです。
この下落相場を上手に乗り切って、次の上昇相場に備えるために危ない取引は行わないように注意したいと思います。
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