こんばんは、くろいずです。
過激的な記事タイトルになってしまいましたが、ここから1年間にアメリカ経済がリセッション入りする確率が100%というBloombergの記事が出ていました。
こちらの記事について、自分が思うところを解説したいと思います。
アメリカ経済はすでにリセッション入りしている?
上記の記事の内容を見ると、今まで米経済のリセッション入り確率を予想していたものがついに100%に達した模様です。
先月には、リセッション入り98%という記事が出ていましたが、ついに絶対にリセッション入りするという確信がもてるところまで、経済が鈍化していくところまで来ました。
これからの利上げ予想を見ても、急速に進む利上げによる経済へのダメージは計り知れないものがあります。
9月の米CPI指数を見ても、まだまだ強い値が出ているためとても楽観的になれるような状況ではありません。
もちろんリセッションは避けられないと、誰もが予想しています。
しかし、いくら記事だからとはいえ、リセッション入りする確率が100%などと言い切れるものなのでしょうか?
ここで自分が考えているのは、市場はまだリセッション入りしていないと考えている人が多いようですが、実はすでにリセッション入りしていて、そのことを記事で書いているだけなのかもしれません。
そして、このような記事が出回ったころが底値になっている可能性もあり、今の株式市場はいったん底入りしている可能性もあります。
とはいえ、逆業績相場がまだ来ていない
以前から言っているように、自分は今は逆金融相場が終わろうとしているタイミングだと思っています。
そして、逆金融相場が終わるのであれば、いったんの反発が3ヶ月ぐらいは続く可能性があります。
しかし、まだまだベアラリーの一環に過ぎず、その後の逆業績相場を迎えると阿鼻叫喚の地獄絵図が再び株式市場に描かれることになると思います。
人間は、過去の歴史から学ばずに同じ過ちばかりを繰り返しますが、金融の相場は過去の歴史通りに金融サイクルが明確に存在します。
今回の利上げも、2008年~2016年に渡ってアメリカが金融緩和を継続してきたことによる副作用のようなものです。
そして、2016年~2018年にかけて利上げを行いましたが、その後のコロナ危機というショックを乗り越えるために、異常なまでの金融緩和を行ったことで経済が破壊されました。
その修復期間として、今年から逆金融相場が発生しているということです。
まとめ
Bloombergでリセッション入りが100%などという記事が出されるのか、と少し驚きましたが、それほどまでに今の経済は鈍化しています。
そして、個人的にはリセッションはすでに発生していて、今その最中に身を置いていると考えています。
もちろん、今後さらに株式市場は下落する方向にあると思いますので、今から始まる上昇を本物だと思わずに投資余力を残しておくことがよいでしょう。
とはいえ、完全に底を当てることはできないので、ほんの少しづつ株式を買っていくタイミングがようやく来たのではないかな、という感覚です。
生活に無理の無い範囲で、自分の規律を守って株式投資を継続していきたいですね。
コメント
アメリカは10年も金融緩和してないんですけど、適当すぎません?
2016年頃から金利上げていたの知らないんですか?ちゃんと調べました?
リーマンショック後、アメリカが利上げを行ったのは2015年の12月です。
そして、本格的な利上げを始めたのが2016年終わりごろ~2018年終わりごろです。
なので、あながち間違ってはいないと思いますが、たしかに「10年”ほど”」という表現が混乱させてしまいましたね。
修正しておきます。