こんばんは、くろいずです。
現在の株式相場は悲壮感が漂っていますが、自分はここからさらに下落すると予想しています。
そして、その下落がどこまで続くのか?をテクニカル分析や過去の暴落、著名投資家などそれぞれの予想の割り出し方を参考にした面白い動画があったのでまとめます。
ここからS&P500がどこまで下落するのか?
トレンドラインからの予想
楽観的な予想は、2022年6月につけた底値のトレンドと同じぐらいで収まるだろうという予想です。
この時の予想は、3630ポイントであり、すでに底値圏にあるというものです。
次に悲観的な予想は、下値支持線まで下がった後に反発するというものです。
この時の予想は3020ポイントであり、ここからさらに下落します。
トレンドラインからの予想をまとめると
- 楽観的:3630ポイント
- 悲観的:3020ポイント
となります。
過去のデータから予想
過去のベアマーケットの平均騰落率から計算するというものです。
過去のベアマーケットの平均騰落率は32.7%であり、まだその水準まで下がっていません。
つまり、2022年初頭の最高値である4818ポイントから32.7%下落するということで、予想される底値は3242ポイントだと言えます。
これは、過去のベアマーケットの平均騰落率が32.7%であったということなので、今回の暴落が過去の平均値になるということはまずないでしょう。
しかし、過去の平均騰落率にまだまだ下落が足りていないという事実は確かです。
著名投資家達の予想
ゴールドマンサックス
米政策金利が一段と引き上げられるという見通しの変化から、企業利益の重しとなるという見解を示しています。
そのため、2022年末から2023年末までのS&P500のシナリオは、ソフトランディングの場合3600ポイントまで下落、ハードランディングの場合3150ポイントまで下落すると予想しています。
モルガン・スタンレー
株式市場における、企業業績の見通しが楽観的すぎるため、株価は9月~12月のどこかで底入れするとの見解を示しています。
その時のS&P500の底値は、ソフトランディングの場合3400ポイント、ハードランディングの場合3000ポイントと予想しています。
レイ・ダリオ
8月のCPIが予想を上回る結果を受け、今後も金利の大幅上昇が必要であり、それによって民間の支出および経済が落ち込むことになるとの見解を示しています。
さらに、金利が4.5%に達すれば、株価は20%近く下落すると予想しています。
そのため、S&P500の悲観的な底値は3146ポイントと予想されます。
まとめ
これからの株価は、上昇するよりは下落するほうが確率が高いことがわかると思います。
もちろん、一時的な上昇が起こる可能性があることは、過去の記事にて解説しています。
ですが、上記で紹介した動画のように、やはり今の局面はどう考えても下落方向への圧力が強まっています。
そして、テクニカル分析や過去のデータからの分析、著名投資家達の予想など様々な角度からの分析をまとめてみましたが、どれもここから10%ほどの下落は考えられています。
もちろん、あくまで予想なので必ずそうなるとは思いません。
しかし、今の世界経済や各国のインフレ率などを考えると、やはり経済のピークに達しており、ここから経済が冷え込んでいくだろうと予想するほうが自然です。
今は下落のトレンドですが、もちろん経済はいつか好転していくものです。
なので、経済が好転するまでは、株式相場に左右されることなく普段の生活を楽しみ、現金比率を高めて勝負の時に備えるスタンスはこれまでと変わらないでしょう。
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