こんばんは、くろいずです。
インデックス投資家である自分も含め、現在の下落相場ではチャートを見るたびに不安になったり、証券口座の資産推移を見るたびに落ち込んだりしている人、多いと思います。
そんな今だからこそ、先人たちの知恵をインプットする意味でも、読書をすることが大事だと思います。
そこで、今だからこそ読みたい書籍「お金は寝かせて増やしなさい(漫画版)」という水瀬ケンイチさんが書かれた本を拝読しました。
水瀬さんもインデックス投資を通じて、資産を1億円まで伸ばした正真正銘のインデックス投資家であります。
そんな、水瀬さんの言葉を分かりやすくまとめた書籍の漫画版ですので、思ったよりも読みやすく、内容もとても精査されていて今の下落相場でインプットする知識としては最適だと思い、紹介させていただきます。
こんな人におすすめ!
こちらの書籍は、以下のような人におすすめできます。
- 投資を始めてみたいけど、何から始めればいいのかわからない方
- インデックス投資をしているけど、いまいちメリットを理解していない方
- 資産のリスクを標準偏差で測り、どの程度暴落する可能性があるのか知りたい方
- 投資で勝つためには、何が最適解なのか理論的に説明されたい方
この書籍では、インデックス投資の手法がどのような効力を発揮するのか?を解説されています。
本の内容も、2017年に活字のみで出版された「お金は寝かせて増やしなさい」を20代や30代に向けて、もっと読んでもらうために漫画化されたものです。
(アマゾンだと、値段も漫画版のほうが少し安くなっています。)
水瀬さん自身も投資を始めたのは20代後半と書籍の中で書かれており、個別株からスタートして投資信託へとシフトしていき、最近の低コストで販売されている投資信託まで時代の流れに沿って最適な投資先を検討しながら実行されていたとのことです。
また、活字版には載せられていない、水瀬さんが1億円まで到達した資産推移も掲載されていました。
そちらを見ると、やはり暴落暴騰を繰り返す中で資産が伸びていき、最終的に1億円まで到達されています。
そんなご自身の経験を活かして、今回の漫画版を出版されたのだと思います。
漫画の内容も、大まかに紹介するとインデックス投資vsアクティブ投資のような構造になっており、最終的にどちらが資産を伸ばせるか?といった話の展開でした。
そして、要所要所に投資用語の解説や資産全体のリスク計算の仕方などをwebサイトのツールを用いて紹介されており、こちらも大変参考になります。
自分も水瀬さんのように、インデックス投資を20年続けて資産を1億円まで伸ばせるように今後も継続していきたいと思いました。
個人的に勉強になった点
本書では、投資を俯瞰した点で捉えているのが印象的でした。
- 投資信託の基準価額が下がって損をするのは投資家だけで、金融機関は損をしない
- 投資信託が100円から購入可能な国は、世界を見渡しても日本ぐらいなもの
- 投資はお金持ちがするというイメージを勝手に抱いている人が多い
- 投資信託は、販売会社・信託銀行・運用会社の3社で運用されているため、どこか1社が潰れたとしても資産がなくなるというわけではない
- 生活防衛資金の概念と、投資しながら貯める方法
上記のような、分散投資を継続して資産を増やそう!といった内容ではなく、投資そのものに対する視点が初心者向けに事細かく説明されていた印象です。
自分も、ハッとするような気付きがあってとても面白かったです。
また、少し触れましたが自分の資産のリスクを計算し、どのぐらいのリスクが標準偏差内に収まっているのか?を知ることがとても勉強になりました。
書籍の中で紹介されているwebページから、自分の資産を入力するとある程度の計算結果が算出され、どのぐらいの金額がリスクとしてあり得るのか?を知ることができます。
投資とは、不確定なものなので、その中で確定なリスクを知ることは投資家にとって大事なことだと思いました。
まとめ
水瀬さんといえば、ツイッターのスペースでたまにラジオをされています。
自分も何回か聞いたことがあり、とても勉強になっております。
水瀬さんのツイッターはこちら
https://twitter.com/minasek
そして、様々な暴落を経験してきた水瀬さんだからこそ、この書籍が出来上がったのだと思います。
現在の暴落も、人によってはリスクを取りすぎてしまってるが故に焦って狼狽売りをしてしまった投資家さんもいると思います。
しかし、そんな痛い思いをしている時だからこそ、書籍などを通して知識を蓄え、未来につなげるための経験値を貯めておくことが大切なのではないでしょうか?
インデックス投資を行っている以上、今後も20年30年と株式相場と付き合うことは避けられません。
そして、今回の暴落が終わったとしても、またいつかは暴落が発生することは間違いありません。
今回の経験を次の暴落相場時に活かすためにも、反省と教訓と知識を得て、株式相場という荒波を乗りこなして生き残りたいですね。
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