【日米の金融政策】アメリカが利下げしても一向に変わらない円安トレンド

週刊投資経済

こんにちは、くろいずです。

毎週土曜日に更新する、投資に関わる経済ニュースをお届けします。
1週間内に発表された経済指標などを定期的にウォッチし、今後の経済動向について解説します。

※投資を推奨する記事ではございません。投資は自己責任・自己判断のもとよろしくお願いします。

2025年10月27日~2025年10月31日の経済情報

日米の金融政策が発表!

FOMC

今週は、日米ともに金融政策が発表された一週間になりました。

アメリカ側の結果は、25bpの利下げとなりました。

やはり、これからアメリカは金利を下げる方向に動くことで間違いないでしょう。問題は、下げ幅がこのまま25bpずつなのか、それとも急激な経済指標の悪化により50bpや75bpの下げが発表されるのか、という点です。現状の25bpの利下げが続いているうちは、株価へは好影響となり、大型テック系の株がけん引しS&P500などの指数は上昇しつづけるでしょう。しかし、いつ利下げ幅が変わるかわからないため、警戒は必要です。

そして、利下げ幅が25bpであると日米金利差が縮まるとはいえ、市場に楽観ムードが漂うのでドル円は円安へ進んでしまいます。本来であれば、日米金利差が縮まり、いよいよ円キャリートレードの解消が始まるかと思われるのですが、この程度であればまだまだ円キャリートレードは続き、むしろ最後の稼ぎ時として過剰に進む可能性さえあります。その後は、ご承知の通り暴落で終わると思います。

今回のFOMCでアメリカのスタンスがはっきりしたのですが、投資家としては楽観ムードに飲まれないようにむしろ利確を進めるタイミングかなと思います。そして、次に来る暴落に備えてキャッシュを厚くしておくのがよいかもしれません。

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日銀金融政策決定会合

高市政権が誕生してから初の金融政策決定会合となります。高市さんは、「今の経済環境で利上げをするのはアホ」との発言もあったことから、利上げには反対の立場を示しています。ちなみに、当ブログの見解も今は利上げする場合ではないと思うので、方向性は一致しています。このあたりは、前回のCPIを解説する記事にて詳しく説明しています。

↓前回の日本のCPIを解説した記事

今回の金融政策では金利が動かなかったためか、ドル円は円安へと触れています。おそらく、利上げをしていたとしてもアメリカの金融政策が25bpの緩やかな利下げを続けてる間は、円安が続くと思います。しかし、この円安もアメリカが利下げを続ければいつかは解消されるため、日本が焦って利上げをして経済を犠牲にしてまで円高にする必要はないと思います。

おそらく高市政権では利上げは行われないと思いますし、円安が160円台まで進む可能性もあるかもしれませんが、慌てる必要はないでしょう。アメリカが利下げ方向なので、必ず円高になります。これは、必ずです。ただ、時間軸がわからないので今年か来年か再来年かはわかりません。しかし、確実に円高に振れる時が来ます。その時に備えて、今は円のキャッシュ待機が報われるかもしれませんね。そもそも、世の中がインフレで現金保有していると目減りするから投資しよう!みたいな機運の時は、だいたい暴落します。大衆と同じ行動を取るのは危険だと思います。「人の行く裏に道あり花の山」という相場格言があるように、大衆と同じ行動を取るのは危険でしょう。今だとS&P500に投資する、みたいな行動がそれにあたるかもしれませんね。

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