こんにちは、くろいずです。
毎週土曜日に更新する、投資に関わる経済ニュースをお届けします。
1週間内に発表された経済指標などを定期的にウォッチし、今後の経済動向について解説します。
※投資を推奨する記事ではございません。投資は自己責任・自己判断のもとよろしくお願いします。
2025年10月20日~2025年10月24日の経済情報
2025年10月 日本のCPIが発表!
CPIとは、一定の基準年度を基準として、その年度における一般消費者の物価水準を100とし、それ以降の年度での物価の変動を比較します。具体的には、一定のカテゴリー(食料品、住宅、交通費など)の代表的な商品とサービスの価格を調査し、それらの重み付けを行って指数を算出します。
CPIは通常、インフレーション(物価上昇)やデフレーション(物価下落)の指標として使用されます。インフレ率は、異なる期間でのCPIの変動を通じて計算されます。
| 前年同月比 | 今回(9月) | 市場予想(9月) | 前回(8月) |
|---|---|---|---|
| CPI | +2.9% | +2.9% | +2.7% |
| コアCPI (生鮮食品を除く) | +2.9% | +2.9% | +2.7% |
| コアコアCPI (生鮮食品及びエネルギーを除く) | +3.0% | +3.1% | +3.3% |
| 米国型コアCPI (食品及びエネルギーを除く) | +1.3% | – | +1.6% |
日本のCPIですが、やはり食品の物価上昇が著しく高いため、米国型のコアCPIで計算すると1.3%しかインフレになっていない状況です。この状況では、金利を引き上げたところで食料品の価格が下がるわけもなく、ただただ経済に対して引き締め的な効果が出るだけのような気がします。

総務省統計局が発表している資料の中身を見ても、やはりお米の価格がインフレに与える影響は大きいようです。それもそのはずで、日本政府(自民党)はこれまで散々日本のお米の生産を減らすように減反政策を行ってきました。そして、現在のコメ農家の方々は70代が主流とのことです。この世代がいなくなってしまうと、いよいよ日本のお米の生産は途絶え始めると思います。そうなると、需要に対して供給が追い付かなくなるので、やはりお米の価格は上昇し、日本のCPIに対して多大な影響を与え、日銀が利上げを行う口実となり続けるのではないかと想像します。
これから高市政権が始まるわけですが、農林水産大臣に指名された鈴木憲和という方もお米の価格が高いからお米券を配ろう!という安易な発想をしています。それは、一時的に助かるかもしれませんが、長期的にみるとお米の増産へと舵を切るしかありません。石破政権では、最後にお米の増産へ舵を切ったタイミングで、政権が降ろされました。このあたりに、何らかの力が働いているような気がしてなりません。
今後、高市政権では積極財政へと進めていくようですが、それよりもまずは食に関する問題を解決してほしいですね。世間では、高市フィーバーのような状況が始まっていますが、当ブログの見立てとしては結局自民党なので、これまでと変わらず日本の売国が進んでしまうのだろうなと予想してます。まずは、お米の増産へと舵を切るのか、それともお米の減反政策を進めるのか、この辺が一つの踏み絵となるでしょう。ただ、お米を減らしてお金をばらまく方向へ進みそうなので、やはりインフレは加速するだろうし、個人の資産防衛として株や不動産、金などを保有しておく必要がある時代になってしまったのだろうと想像します。
2025年10月 米CPIが発表!
CPIとは、一定の基準年度を基準として、その年度における一般消費者の物価水準を100とし、それ以降の年度での物価の変動を比較します。具体的には、一定のカテゴリー(食料品、住宅、交通費など)の代表的な商品とサービスの価格を調査し、それらの重み付けを行って指数を算出します。
CPIは通常、インフレーション(物価上昇)やデフレーション(物価下落)の指標として使用されます。インフレ率は、異なる期間でのCPIの変動を通じて計算されます。
| 前年比 | 今回(9月) | 市場予想(9月) | 前回(8月) |
|---|---|---|---|
| CPI | +3.0% | +3.1% | +2.9% |
| コアCPI | +3.0% | +3.1% | +3.1% |
今回発表されたアメリカのCPIに関しては、政府閉鎖中のため延期するだろうと思っていましたが、CPIは今後の金融政策を決めるうえで重要な指標となるため、発表機関が必要な人員を集めて作業を行ったらしいです。つまり、このCPIも普段発表されているもののように、しっかりと計算されたものなのかは微妙な印象を受けます。
ただ、結果を見るとCPIもコアCPIも市場の予想にはわずかに届いていないので、前回のADP雇用統計の結果と今回のCPIの結果を見ると、10月は利下げせざるを得ない状況なのではないかと予想します。

市場も、10月と12月のFOMCは25bpの利下げでほぼ決まったような予想をしています。ここでサプライズがあるとすれば、25bpではなくて50bpや75bpの利下げなんかが発表されてしまうと、おそらくパニックで金融アセットは暴落することになるでしょう。その可能性が捨てきれないのが現在のアメリカ社会です。
上記の動画は、海外難民さんのサブチャンネルの最新動画です。相変わらず、アメリカ人の計画性の無さと雇用の流動性がもたらす失業者の多さが伺えます。この状況でアメリカ経済の景気が良くて、今後もS&P500に投資し続けよう!なんて考えてる人は、どこかのタイミングで痛い目を見ることになるでしょう。ただ、投資は継続してこそ意味があるので、どれだけ暴落が来ても、チャンスと思って買い増せなければ資産は増えません。深くしゃがみこむからこそ、高くジャンプできるというものです。その人生最大のイベントが、そろそろ発生するような気がします。


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