こんにちは、くろいずです。
2022年8月の企業の景気を表す、PMI指数が発表されました。
こちらの指数から、現在の景気が良いのか?悪いのか?の判断がつき、今後の株式相場の動きを予想するうえで大事な材料になります。
さっそく見ていきたいと思います。
アメリカとヨーロッパのPMI指数
結果から見ると、アメリカもヨーロッパもPMI指数が50を割ってしまう形になりました。
PMI指数は50を割り込むと、景気が悪いということを示します。
そして、前回の発表よりさらに下方向へ向かっているので、どこまで下がるのか?わからない状態になっています。
アメリカ経済に関しては、二四半期連続でGDPがマイナスになり、リセッションと定義されている状態になっていますが、このPMI指数を見てその通りの結果になっています。
また、8月26日のジャクソンホール会議でパウエル議長の講演を聞くために、今はそこまで株式相場は下落していませんが、ジャクソンホール会議次第ではとんでもなく下落する可能性もあります。
アメリカの製造業とサービス業それぞれのPMI
製造業とサービス業の両方を合わせた8月の総合PMI指数は、2ヶ月連続で下落しています。
今回の発表で、総合PMIは45ポイントとなっており、こちらは新型コロナウィルスが世界中で感染拡大し始めたころと同じ水準になっています。
また、サービス業のみのPMI指数も2ヶ月連続で下落となっており、景気が縮小しているのがわかります。
このPMI指数の下落原因としては、インフレ圧力によるFRBの利上げが主な理由となっています。
インフレがいつ収まり、利上げがどこまで続くのか?この辺りがはっきりしない限り、経済が上向くことは無いと思います。
まとめ
少し楽観的な雰囲気があった、7月と8月の株式相場ですが、ここから大きく下落するんじゃないかなと思います。
すでに、相場は下落傾向に入り、まだまだベアラリーが続いている状態です。
これから行われるジャクソンホール会議と9月のFOMCを見るまでは、どっち方向に動くのかはっきりしない部分がありますが、下落から上昇へ向かう時にすぐに回復はしないので、動きがはっきり見えてから大きく投資をしようと思っています。
それまでは、引き続き現金比率を高めて、淡々とつみたてnisaやiDecoのみを継続していきます。
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