こんにちは、くろいずです。
投資に関わる経済ニュースをお届けします。
毎週土曜日に更新し、その1週間でどのようなニュースが発表されていたのか?を分かりやすくまとめています。
※投資を推奨する記事ではございません。
※投資は自己責任・自己判断のもとよろしくお願いします。
2024年1月8日~2024年1月12日の経済情報
2024年1月 米CPIが発表!
新年初の米CPIが発表されました。
今月発表されるものは、一ヶ月前の数値になりますので去年の12月分に集計されたものになります。
CPIとは、一定の基準年度を基準として、その年度における一般消費者の物価水準を100とし、それ以降の年度での物価の変動を比較します。具体的には、一定のカテゴリー(食料品、住宅、交通費など)の代表的な商品とサービスの価格を調査し、それらの重み付けを行って指数を算出します。
CPIは通常、インフレーション(物価上昇)やデフレーション(物価下落)の指標として使用されます。インフレ率は、異なる期間でのCPIの変動を通じて計算されます。
前年比 | 今回(12月) | 市場予想(12月) | 前回(11月) |
---|---|---|---|
CPI | +3.4% | +3.2% | +3.1% |
コアCPI | +3.9% | +3.8% | +4.0% |
ここ数ヶ月は3%前半ぐらいで値が推移していますね。
ピーク時から比べると、一旦インフレが落ち着いたのではないでしょうか。
上記のグラフは、過去5年間のCPI指数の推移になります。
2023年の中ごろから、3%ほどで推移しているのがわかります。
ここから2%まで下げることができ、尚且つその水準を維持できるか?が試されるところです。
あまり下げすぎても景気が悪くなってしまい、利下げした少し後からリセッション入りすることになってしまうため、ここからの舵取りは今まで以上に難しいものとなるでしょう。
ただ、雑談記事にて記載しましたが、すでにアメリカ経済はリセッションを回避することは不可能なほどにまで落ち込んでいるのではないか?と思われます。
これまで発表されてきた経済指標が、そのまま数値通りに読み解くことはできないほど実体は悪化しています。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
また、今回のCPI発表後の市場参加者による金利予想は、以下の通りになっております。
引用:CME FedWatch Tool
今まで以上に利下げ予想が強くなってきていますね。
この予想通りに進むのかはわかりませんが、確かにこれから利上げするというよりは利下げに向かう可能性の方が高いでしょう。
ただ、利下げに入った時に株価も上昇傾向になると思いますが、今回の上昇には乗らないほうがよいかもしれません。
リセッションの警戒を最大限に行ったうえで、積立投資などを継続しておくぐらいでちょうど良さそうな温度感です。
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