こんにちは、くろいずです。
1週間の投資情報をまとめた、週刊投資ニュースをお届けします。
今週一週間の話題になった主な経済の動きを分かりやすくお届けします。
今週の主要指数の動き
S&P500
NASDAQ
米国10年金利
日経225
ドル円
ビットコイン
2022年12月19日~2022年12月23日の経済情報
2022年12月20日(火)
日銀のYCCに変化あり!
日銀の金融政策が利上げ方向へ舵を切ることとなりました。
黒田総裁は、利上げではないとの発言をしていますが、今まで無理やりに抑えていた金利の幅を少し上昇させるということなので、実質的には利上げと変わりません。
そして、この発表を受けてドル円は大きく円高に振れ、日経平均は下落しました。
しかし、金利が上がるということで利ザヤで稼いでいる銀行株や保険業株などは、利益が伸びるのではないか?という予想から、大きく上昇しました。
今後、円安によって収益が上がっていた日本株でしたが、今回の利上げと今後の増税などを考えると、株価にとって悪い影響となります。
せっかく上昇しそうになっていた株価や日本の景気ですが、またしても政府や日銀によって好景気が潰されてしまいそうです。
一体、いつになったら日本株にも元気が取り戻されるのでしょうか…?
2022年12月23日(金)
2022年11月日本のCPI指数が発表
2022年11月の日本のCPI指数が発表されました。
CPI指数は、消費されている物価を測るものであり、主にインフレ率などの指標を見るために使われるものです。
そのCPI指数が、これまで30年もの間デフレだった日本でなんと3.7%という数値まで上がっています。
アメリカやヨーロッパでは、7%ほどの上昇をしているのが当たり前の世界情勢なので、日本もその煽りを受ける形で上昇しています。
そして、この上昇を率を見てなのか、日銀の金利も上昇しました。
これから、日本も含め海外諸国のインフレを抑えるための金利上昇による景気悪化は避けられないと思います。
まとめ
日本では、金利を引き上げられないと思っていましたが、まさかのサプライズで金利が上昇しました。
アメリカと違い、事前に予告せず市場と対話せずにいきなりの発表であったため、株式市場は大きく下落しています。
この辺が、日本とアメリカの金融リテラシーの違いなのでしょうか?
また、岸田政権の新NISA制度はとても良いものですが、このようなサプライズ発表で市場が上下に乱高下するようでは、国民も「投資はギャンブルだ!」という見方から変わらずに、投資を促すことは難しいと思います。
(若い世代では、投資をやっていることが当たり前のようになってきていますが。)
自分としては、株式の下落に対して精神的な影響が全くないので、下落すればするほど「いつ買い増そうかな?」と思ってしまいます。
今回の下落を見るに、おそらく2023年は景気悪化により株式市場は冷え込むと自分は予想しているので、来年は現金を貯める期間が長くなりそうです。
しかし、再来年の2024年には新NISA制度も開始されるので、そこで貯めておいた現金を投資に転じることができれば、資金効率的には一番いい形でスタートできるのではないか?と考えています。
市場が下落するとすぐに買い増ししてしまう癖を直して、再来年に向けて現金を多めに保有しておこうと思いました。
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