【決算から見えた日本の投資先】AI時代に重要な資源を日本は大量に保有している

雑談

決算シーズン真っただ中の現在ですが、少し面白いトレンドを見つけたので記事にて紹介したいと思います。2025年はトランプ政権が始まったということもあり、円高ドル安を警戒して日本株はあまりパッとした動きはありません。しかし、ところどころ面白い発見もあり、個別に上昇している銘柄などを見ると個別株投資の醍醐味でもあります。

※投資を推奨する記事ではございません。投資は自己責任・自己判断のもとよろしくお願いします。

日本のIPは世界一

日本には、ポケモンをはじめとする世界一の収益を誇るIPが多数あります。これまでは、スマートフォンやPCのOSなど、プラットフォーマーと呼ばれる企業が利益を上げ続けてきた時代でした。しかし、今となっては当たり前のように一人一台以上のPCやスマホを所有するほどに普及しました。となると、ハードウェアの時代は終わりを告げ、ハードウェアの中で何のソフトを動かすか?というソフトウェアの時代となります。

ハードウェアは、全世界の人々が一人一台のスマホを保有すると売上が頭打ちになりますが、ソフトウェアは収益構造が課金形式だったりするので、人々が使える金額いっぱいまで売上を上げ続けることができます。そうなると、やはりスマホ上で動くアプリなどのソフトウェアが収益を上げやすくなります。そこで、日本は世界一のゲーム産業を保有しており、IPを活用することでファンを惹きつけ、ゲームの虜にしてしまいます。その代表格が任天堂です。

そして、さっそくですが上記が今期の任天堂の決算です。売上高30%マイナス、営業利益46%マイナスというとんでもなく悪い決算が発表されました。これほど悪い決算が出たのであれば、株価は当然のように下落することが想定されます。

しかし、決算翌日も株価は上昇し、史上最高値を更新しました。この時考えたこととしては、

  • スイッチ2の期待が織り込まれた
  • これまでの決算が良すぎた

などが考えられるなと思ったのですが、そうでもありませんでした。

というのも、任天堂以外の日本のゲーム株やサンリオのようなキャラクターIPを売り出している企業の株が軒並み上昇しているのです。そして、ゲーム株に関しては、カプコンのような大手企業も任天堂と同じく決算が悪かったにもかかわらず、上昇しています。

つまり、今は日本のIPを保有している企業の株が、今期の決算とは関係なく上昇していると思われます。これからは、ハードウェアの時代ではなくソフトウェアの時代である、と株式は予想しているようです。その証拠として、AI関連の産業も活発に投資されていますが、AIもソフトウェアですからね。さらに、日本のIPが生成AIに及ぼす影響は計り知れないことを考えると、やはり今はIPを抑えておくことが重要になってきそうです。個人的には、ハードウェアもソフトウェアも手掛けている任天堂は、日本の希望なのではないかなと思いました。

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