こんばんは、くろいずです。
日本の消費者物価指数である、CPI指数が先日発表されました。
アメリカの影響で円安が進み、インフレが加速している日本ですが、今回のCPI指数の発表からインフレが進んでいるのか?まとめてみます。
2022年8月日本のCPI指数が発表
結果から見ると、市場予想よりも上回り、前月よりも数値が伸びました。
過去30年もデフレが続いた日本経済に対して、約3%ものインフレを発生させているので、今の世界経済がいかに標準偏差から外れているかがわかります。
グラフを見ると明らかなのですが、ここ数年のインフレ率をはるかに上回っています。
そして、このインフレがまだまだピークアウトする予兆がなく、どこまで伸びてしまうのか?が心配です。
上記の図は、帝国データバンクが発表しているインフレした食品数を測っているグラフですが、10月以降もまだまだ値上げが続きそうな感じです。
そして、ここからのインフレは今までの半年とは桁違いに伸びてくると予想されています。
インフレはいつ収まる?
今回の世界中で起きている経済危機は、すべて連動しています。
日本だけが収まりました!というような展開はまずないでしょう。
日本という国は、アメリカと非常に結びつきが強い国です。
人によっては、アメリカの言いなりになっていると思われても仕方がないような対応をしています。
そこで、日本の今回のインフレは円安に伴う輸入コストが増大した影響で発生したコストプッシュのインフレです。
これが収まるには、アメリカの利上げ政策が落ち着いて日米の金利差を通常に戻す必要があります。
しかし、アメリカでは日本の約3倍ものインフレが発生しており、アメリカの中央銀行であるFRBはインフレを対応するために、金利を引き続き上げる方針です。
つまり、このままアメリカの金利が上昇し、日米の金利差が広がれば円安がより一層進み、日本の輸入コストは増大しインフレは加速するというわけです。
アメリカのインフレが収まらない限り、今回のインフレは収まりそうにないですね。
まとめ
今はまだ生活に支障が出るレベルのインフレではないですが、ここから冬を迎えて電気代などが高騰すると、確実に家計へのダメージが出てきます。
政府としては、原発を再稼働させるなどして電力の確保を優先的に動いているようですが、値上げされることは間違いないでしょう。
そして、この円安を乗り越えるためには、やはり海外の金融資産や通貨を保有しておくことが大事だと思います。
つみたてnisaやiDecoなどで、全世界株式やS&P500などへ投資をしている人は、円安の影響をプラスに変えることができているはずです。
今はインターネットが発達し、一人一台スマホを持っている時代であり、インターネット証券で世界中の株式や金融商品へアクセスできる時代です。
この時代に生きていて、日本人が日本円だけを保有しているのはとてもお粗末だと思います。
何かしらの海外の金融資産か米ドルなど、外貨口座へ積み立てる仕組みを設定しておくことが求められます。
いつ、どんなことが、どこで起きようとも、自分の資産を自分で守る努力が必要です。
今は良い時代だと思います。
少しでも知識を身につけ、リスクをコントロールできるように、日々の投資を継続しましょう。
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