こんばんは、くろいずです。
自分も含め、資産形成期の多くの方は年を取って働けなくなった時のために資産を形成されている方が多いと思います。
そこで、資産をいざ取り崩すとなった場合どのぐらいの資産規模なら月々いくらを取り崩せるのか?というシミュレーションが面白かったので記事にして紹介します。
資産取り崩しシミュレーション
セゾン投信さんが提供している取り崩しシミュレーションというものです。
こちらのシミュレーション結果を用いて、老後の月々のキャッシュフローを計算してみます。
資産2000万、月々5万円の取り崩し
60歳時点で資産2000万円を月々5万円づつ30年間取り崩したシミュレーションになります。
投資の利回りは、4%ルールに基づいて4%を設定しています。
そもそも、2000万円を月々5万円づつ30年間取り崩すのであれば、現金のまま保有していても1800万円しか使わないため、元本がなくなることはなさそうです。
しかし、世の中のインフレリスクや為替の変動による物価上昇のリスクなどを考えると、ある程度自分の資産は複数の法定通貨に分散させておいたほうが良いと思います。
また、月々5万円だと国民年金のみでは月6.5万ほどしか支給されないので、月11.5万円で生活をする想定になります。
老後とはいえ、月々11.5万円は少し厳しそうですね。
もう少し、取り崩し金額を上げてみます。
資産2000万、月々10万円の取り崩し
60歳時点で資産2000万円を月々10万円づつ30年間取り崩したシミュレーションになります。
こちらは、30年まで資産が持たないシミュレーションになっています。
(87歳ほどで資産が枯渇しています。)
利回りが4%と少し低めに設定していますが、現実的なラインを考えての設定です。
しかし、このままでは人生100年時代を乗り切れません。
もう少し、現役時代に頑張って資産を築き上げたシミュレーションを見てみましょう。
資産3000万円、月々10万円の取り崩し
60歳時点で資産3000万円を月々10万円づつ30年間取り崩したシミュレーションになります。
こちらのシミュレーションでは、資産が枯渇することなくどんどん伸びていきます。
資産が3000万円あれば、月々10万円の取り崩しと国民年金6.5万円で16.5万円の生活ができるようになります。
16.5万円だとかなり厳しい生活になると思いますが、もう少しゆとりのあるキャッシュフローで計算します。
資産3000万円、月々15万円の取り崩し
60歳時点で資産2000万円を月々15万円づつ30年間取り崩したシミュレーションになります。
この場合ですと、またもや87歳で資産が枯渇してしまします。
しかし、国民年金6.5万円+15万円の21.5万円という生活をするには、この程度取り崩さなければなりません。
こうした現実をみると、老後2000万円問題ではなく実は老後3000万円問題だったのではないか?と思ってしまいますね。
まとめ
将来の生活を考えて、シミュレーションをするとどうやら資産3000万円程度は必要そうな気がしてきました。
もちろん、多くの方がサラリーマンですので国民年金+厚生年金に加入されていると思いますが、それにしてもなかなか現実は厳しそうな状況です。
しかし、若くして60歳までの目標金額が試算できたので、とりあえずは3000万円を目標に資産形成を行うのが良いのではないか?と思っています。
そして、30歳から資産形成を始めるとすると利回り4%で計算したところ月々5万円の投資が必要になりそうです。
もちろん、若ければ若いほど運用期間が伸びるので月々に必要な金額は少なくなると思いますが、投資は早くに始めたほうが良いということがわかりますね。
いつになっても今日が一番若い日ですので、大きな目標を到達するためにコツコツ投資を継続したいと思います。
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