こんにちは、くろいずです。
投資に関わる経済ニュースをお届けします。
毎週土曜日に更新し、その1週間でどのようなニュースが発表されていたのか?を分かりやすくまとめています。
また、スイングトレードの成績も毎週公開し、反省点や気付きをまとめています。
長い目で見て、上達する姿を見ていただければと思います。
2023年4月10日~2023年4月14日の経済情報
植田日銀総裁 就任会見まとめ
今年の4月から黒田日銀総裁から植田日銀総裁へと体制が変更されました。
その植田日銀総裁の就任会見が行われたので、重要だと思うポイントをまとめます。
植田日銀総裁 発言まとめ
- 大規模な金融緩和を維持する
- YCCを継続するのは適当な判断
- 物価が安定的に2%のインフレを達成するかを見極めて、適切なタイミングで正常化へ向ける
- もし、物価が2%のインフレ達成しない場合、副作用に配慮しつつ持続的な金融緩和の枠組みを作る
- 黒田総裁の判断は、私が総裁であれば決断できなかったような思い切ったことを決断・実行したと評価している
- 日銀の金利操作やETF購入については、副作用があったと認識している
この発言から植田さんのスタンスがうかがえると思います。
今の日本の状況を考えると、海外の物価高による影響で4.8%まで上昇していますが、本当に潜在的なインフレを見るのであればまだ1.6%しか伸びていません。
おそらく植田さんは、経済学者でもあることから日本の現状をデータから判断して、今後の政策の意思決定を行うと思われます。
その植田さんがまだ金融緩和が必要だと言われていることから、日本はまだまだインフレ率2%には程遠いのだと思います。
また、これには日銀だけではなく政府のほうも無駄な増税をやめて、むしろ減税するなど民間の購買欲をかきたてなければ難しいのだと思います。
しかし、植田さんの発言には一定の安定感があるので、今後の政策にも希望が持てます。
バフェット来日!日本株を買い増しか!?
アメリカの著名投資家である、ウォーレン・バフェットさんが来日され、日本株へ興味を示していることを単独インタビューで応じました。
ウォーレン・バフェットさんはバークシャー・ハサウェイという投資会社を運営しており、日本株を買い増すために円建て社債の発行を計画しているようです。
そして、コロナ後に購入していた5大商社株を買い増しし、さらに買い増すかもしれないことを示唆しました。
そして、この報道後に5大商社株が一斉に買われました。
また、これからは商社株だけではなく、他の投資先も検討しているとのことでした。
バフェットさんのような人が、世界へ向けてこのような発言を行うと、今後日本株へ世界中の投資家が資金を投じる可能性がありますね。
2023年3月 米CPI指数が発表!
消費者物価指数であるCPI指数が発表されました。
今回のCPI指数では、総合は市場の予想を下回る結果となりましたが、コア指数に関しては予想通りの結果となりました。
これまでの総合とコアの推移は、以下のようになります。
総合指数の鈍化に関しては、エネルギー価格の影響が大きいとされています。
しかし、コア指数のサービス価格などに関しては、まだまだ鈍化しているとは言えない状況です。
この状況では、インフレが鈍化し始めたとは言えない状況でしょう。
このデータを踏まえて、5月のFOMCで利上げを停止するか?それとも利上げを行うのか?を市場は以下の通りに予想しております。
5月は利上げするとの予想が濃厚になっており、それ以降は利上げしない予想に傾いています。
この通りに金利が推移するのであれば、今頃インフレは鈍化し始めないといけないはずですが、コアに関してはまだ鈍化しているとは言えません。
個人的な予想では、あと2回ほど利上げを行い金利は5%後半ぐらいまで伸びるのではないかと思っています。
今週のコメント
日本株の保有銘柄を調整
以前から、日本株に関しては個別株での取引きを行っていました。
しかし、保有銘柄数が無駄に多くなっていたので、今週の日本株の上昇を利用して利確・調整を行いました。
保有銘柄は、以下の18銘柄に厳選しました。
銀行株を持たないというところがポイントで、日本・日本人としての強みが生きる事業を行っている企業に厳選しました。
(銀行事業は、お金をぐるぐる回しているだけで付加価値を生み出せていないと考えます。)
そして、ROEが高い企業かつ割安な価格で放置されているところを選びました。
これから、バフェットさんも日本のバリュー株へと投資するとのことでしたが、自分のバリュー株の認識とバフェットさんのバリュー株の認識が合っているのか?答え合わせが楽しみです。
トレードは何もせず!
今週は、トレードについては何も取引を行いませんでした。
というのも、日経平均は今週下落して来週の中頃から回復のトレンドになるかな~と予想していたのですが、植田日銀総裁の金融緩和継続の意思表明やバフェットの日本株買い増しについての単独インタビューなど、日本株についてポジティブな要素が連続して発生しました。
そのイベントもあり、日経平均は下げることなく上昇へと向かいました。
ですので、見事に予想が外れたので今週はポジションを取ることなく静観しました。
プランが外れた時は撤退し、次の作戦を練る。
慌てて取引をしないことが、長期的に投資を続けられるポイントだろうと思います。
今後も自分の予想が当たっている時に、大きく取引をできるようにプランを考え続けます。
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